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マグネシウムの効果血圧・血糖・眠りで報告されていること

最終更新: 2026-11-05 / からだ事典編集部

このページの要点

  • 血圧: 試験をまとめた解析で、飲んだ人は偽薬の人より、上の血圧が2〜3mmHgほど多く下がった
  • 血糖・体重: 別の解析で、飲んだ人は飲まなかった人より、空腹時血糖がわずかに下がり、体重もわずかに減った
  • 眠り: 不眠の高齢者の試験で、寝つくまでの時間が短くなった。成人の試験を調べたレビューでは、試験によって結果がまちまちだった
  • 副作用: 多く飲むと下痢になることがある。腎臓の病気がある方・薬を飲んでいる方は、先に医師に相談
この記事は、医師の診察や治療に代わるものではありません。免責事項

早見表血圧で報告が多く、足のつりは差がなかった

マグネシウムは、骨や歯をつくり、神経や筋肉が正しく働くのに欠かせないミネラルです。マグネシウムを飲んだ人と飲まなかった人を比べた試験を、効果ごとに並べました。

  • 解析で報告血圧
    • 飲んだ人は、偽薬を飲んだ人より、上の血圧も下の血圧も少し下がった
    • 試験をまとめた解析が複数。血圧が正常な人では差がはっきりしない
    → 健診で高めと言われたら、先に医療機関へ
  • 解析で報告血糖・体重
    • 飲んだ人は飲まなかった人より、空腹時血糖・HbA1c(ここ数か月の血糖の平均を表す値)が下がり、体重がわずかに減った
    • 試験をまとめた解析。著者は、差はおおむね小さいとした
  • 試験が少ない眠り
    • 不眠の高齢者で、飲んだ人は偽薬の人より、寝つくまでの時間が短くなった
    • 小さな試験をまとめた解析。成人全体のレビューでは、試験によって結果がまちまち
  • 解析で報告気分
    • うつ病と診断された人で、飲んだ人はうつの点数が下がった
    • うつ病の人の試験をまとめた解析。不安については、結果が分かれ、研究の質も低いとするレビューがある
    → 落ち込みが続くときは、医療機関へ
  • 解析で報告片頭痛
    • 片頭痛のある人で、飲んだ人は月あたりの片頭痛の日数が減った
    • 試験をまとめた解析。発作の回数は差がはっきりしない解析もある
  • 差がなかった足のつり
    • 原因の分からない足のつりで、つりの回数は偽薬と変わらなかった
    • コクラン(医学研究をまとめて評価する国際的な団体)の解析
  • 量に注意副作用
    • 多く飲むと、軟便や下痢になることがある
    • サプリなどからとる量の国の上限は、下痢が起こるかどうかを目安に決められている
    → 腎臓の病気・飲んでいる薬があれば、先に相談

血圧飲んだ人は、偽薬の人より血圧が下がった

2025年に、38試験・2,709人を集めた解析が出ています。

マグネシウムを飲んだ人は、偽薬(有効成分の入っていない錠剤)を飲んだ人より、上の血圧も下の血圧も下がっていました。

2026年に出た別の解析でも、同じ向きの結果でした。図の点は、偽薬の人と比べた血圧の差です。

飲んだ人は、上の血圧も下の血圧も下がった

点が0より左にあるほど、飲んだ人の血圧が、偽薬の人より多く下がったことを示します。横線は、結果のばらつきの幅(本当の差がありそうな範囲)で、一人ひとりの差の幅ではありません。

上の血圧(2025年の解析)-2.81mmHg(幅-4.32〜-1.29)
下の血圧(2025年の解析)-2.05mmHg(幅-3.23〜-0.88)
上の血圧(2026年の解析)-2.50mmHg(幅-4.08〜-0.91)
下の血圧(2026年の解析)-1.58mmHg(幅-2.50〜-0.65)

縦線 = 0mmHg(偽薬の人と同じ)。横線 = ばらつきの幅(95%信頼区間)。出典: PubMed 41000008・42588058(数値をもとに当編集部が作図)

健診の血圧の数字で、上は2〜3ほど、下は2ほどの差です。

差の大きさは、対象の人によって違っていました。降圧薬を飲んでいる人と、血液中のマグネシウムが低い人では、上の血圧の差がより大きくなっていました。

血圧が正常な人では、2025年の解析で差がはっきりしませんでした。

2025年の解析の試験で使われた量は、マグネシウムとして1日82.3〜637mgでした。真ん中の値(中央値)は365mgです。

日本の基準では、ふだんの食事以外(サプリなど)からとる量の上限は、成人で1日350mgです。試験の量の中央値は、この上限を少し上回ります。食事からとる分は、この上限に含みません。

この解析では、量を増やすほど血圧が下がるという関係は見られませんでした。別の解析は、血圧のためには1日300mgで十分としています。

健診で血圧が高めと言われた方は、サプリより先に医療機関に相談してください。降圧薬を飲んでいる方は、飲む前に医師に相談してください。

数値の詳細(論文・資料の値)
  • 血圧とマグネシウム(38試験の解析、2025年)
    上の血圧-2.81mmHg(95%CI -4.32〜-1.29)・下の血圧-2.05mmHg(95%CI -3.23〜-0.88)
  • 38試験の解析の規模
    38試験・2,709人
  • 38試験で使われた量と期間
    マグネシウムとして82.3〜637mg/日(中央値365mg)・期間の中央値12週
  • 降圧薬を飲む人・マグネシウムが足りない人(38試験の解析)
    上の血圧: 降圧薬を飲む高血圧の人-7.68mmHg、低マグネシウム血症の人-5.97mmHg
  • 血圧が正常な人(38試験の解析)
    有意差なし
  • 量と効果の関係(38試験の解析)
    量と血圧の変化に関係は見られなかった
  • 血圧(78試験の解析、2026年)
    上の血圧-2.50mmHg(95%CI -4.08〜-0.91)・下の血圧-1.58mmHg(95%CI -2.50〜-0.65)
  • 血圧(34試験の解析、2016年)
    上の血圧-2.00mmHg・下の血圧-1.78mmHg/量の中央値368mg/日・期間の中央値3か月
  • 十分とされた量と期間(34試験の解析)
    量は1日300mg、期間は1か月で、血清マグネシウムが上がり血圧が下がるのに十分(量と期間をそれぞれ分けて見た結果)
  • Cochrane(2006年)の高血圧の人の解析
    上の血圧-1.3mmHg(有意差なし)・下の血圧-2.2mmHg
  • Cochrane(2006年)の結論
    試験の質が低く、血圧の差は偏りによる可能性
  • 血管の機能の解析での血圧(2026年)
    血圧の低下は有意差なし(p>0.3)
  • 高血圧の状態別の分類(49試験のレビュー)
    降圧薬で下がりきらない人は240〜607mg/日で低下/治療で安定した人・正常血圧の人は600mg/日超でも変化なし

血糖・体重空腹時血糖が下がり、体重が少し減った

2026年に、78試験を集めて、血糖・脂質・体重などを調べた解析が出ています。マグネシウムを飲んだ人は、飲まなかった人より、空腹時血糖が3.60mg/dL多く下がり、体重が0.70kg多く減りました。

差があった指標と、なかった指標
血糖
差があった空腹時血糖・HbA1c(ここ数か月の血糖の平均)が下がった
はっきりした差が出なかった空腹時インスリン
体重・体格
差があった体重が減った
はっきりした差が出なかった腹囲・BMI・体脂肪率
脂質
差があったLDL(悪玉)・中性脂肪が下がり、HDL(善玉)が上がった
はっきりした差が出なかった総コレステロール

出典: PubMed 42588058(数値をもとに当編集部が作図)

この解析の著者は、差はおおむね小さいとしています。

糖尿病や前糖尿病の人を対象にした解析もあります。2型糖尿病の人の23試験・1,345人を集めた解析では、空腹時血糖が下がっていました。

糖尿病・前糖尿病の人の15試験・1,085人を集めた別の解析では、インスリンの効きにくさを示す指標に差はありませんでした。

血糖や血圧の薬を使っている方は、マグネシウムを飲む前に医師に相談してください。

数値の詳細(論文・資料の値)
  • 体重(78試験の解析、2026年)
    体重-0.70kg(95%CI -1.30〜-0.09)
  • 血糖(78試験の解析、2026年)
    空腹時血糖-3.60mg/dL(95%CI -6.13〜-1.06)/HbA1c -0.15%(95%CI -0.26〜-0.03)/HOMA-IR -0.48
  • 脂質(78試験の解析、2026年)
    LDL -3.21mg/dL/中性脂肪-9.24mg/dL/HDL +1.45mg/dL
  • 差がなかった指標(78試験の解析)
    腹囲・CRP・BMI・総コレステロール・空腹時インスリン・体脂肪率などは差なし
  • 78試験で使われた量と期間
    79.5%の試験が300mg/日以上、66.7%が12週以上。500mg/日以上・25週以上の根拠は限られる
  • 78試験の解析の結論
    効果はおおむね小さく、臨床的な意味ははっきりしない
  • インスリン抵抗性(15試験の解析、2026年)
    インスリン-1.73(有意差なし)・HOMA-IR -0.74(有意差なし)
  • 2型糖尿病の人の解析(2025年)
    空腹時血糖-0.58(単位は抄録に記載なし)・HbA1c -0.16(ほぼ差なし)
  • 脂質の解析(2025年)
    総コレステロール・中性脂肪・LDLは差なし/HDL +1.21mg/dL
  • BMI(32試験の解析、2021年)
    BMI -0.21kg/m²/体重・腹囲は全体では差なし
  • 78試験の解析の規模(全体)
    78試験(全体の数。効果ごとの試験数・人数は抄録に記載なし)
  • 2型糖尿病の人の解析の規模(全体)
    23試験・1,345人(全体の数。血糖・HbA1cごとの試験数は抄録に記載なし)
  • インスリン抵抗性の解析の規模(全体)
    15試験・1,085人(全体の数。指標ごとの試験数は抄録に記載なし)

眠り不眠の高齢者で、寝つくまでの時間が短くなった

不眠のある高齢者を対象にした、試験をまとめた解析があります。マグネシウムを飲んだ人は、偽薬の人より、寝つくまでの時間が短くなっていました。

飲んだ人は、寝つくまでの時間が短くなった

点が0より左にあるほど、飲んだ人のほうが早く寝ついたことを示します。

寝つくまでの時間-17.36分(幅-27.27〜-7.44)

縦線 = 0分(偽薬の人と同じ)。横線 = ばらつきの幅(95%信頼区間)。出典: PubMed 33865376(数値をもとに当編集部が作図)

ただし、どれも小さな試験で、根拠の確かさは低いとされています。

成人を対象にした12試験を調べた2026年のレビューでは、試験や測り方によって結果がまちまちでした。一部の成人では、自分で答える眠りの評価が少し良くなる可能性がある、とされています。

詳しくは『マグネシウムと眠りの研究』で紹介しています。眠りについて報告がある成分には、テアニンもあります。

数値の詳細(論文・資料の値)
  • 高齢の不眠の人の寝つき(解析、2021年)
    寝つくまでの時間が偽薬の人より短い: -17.36分(95%CI -27.27〜-7.44)
  • 高齢の不眠の人の解析の規模(全体)
    3試験・151人(レビュー全体の数。寝つきの解析に入った試験数は抄録に記載なし)
  • 成人の睡眠の系統的レビュー(2026年)
    12試験。試験や測り方によって結果がまちまちで、確かさは低い〜とても低い
  • 前向きな面
    一部の成人で、自分で答える一部の評価に小さな改善の可能性
  • 睡眠の質の低い高齢者の試験(2010年)
    睡眠の質の点数(PSQI、低いほど良い)10.4→6.6。偽薬でも同じだけ改善
  • 2010年の試験の量と期間
    1日320mg(マグネシウムとして、クエン酸マグネシウム)・7週。100人(完了96人)

気分うつの点数が下がった解析がある

うつ病と診断された成人325人を対象にした、7試験をまとめた解析があります。マグネシウムを飲んだ人は、比べた群(偽薬などを飲んだ人)より、うつの点数が下がっていました。

うつの点数は、質問票で測る落ち込みの程度で、低いほど軽いことを示します。

下の図の効果量は、違う質問票の点数の差をそろえて比べるための数字です。0なら差がないことを示します。うつの点数そのものの差ではありません。

飲んだ人は、うつの点数が下がった

点が0より左にあるほど、飲んだ人のうつの点数が下がったことを示します。

うつの点数の差をそろえた値(効果量)-0.919(幅-1.443〜-0.396)

縦線 = 0(比べた群と同じ)。横線 = ばらつきの幅(95%信頼区間)。出典: PubMed 38213402(数値をもとに当編集部が作図)

不安については、2024年のレビューがあります。不安を調べた7研究のうち5件で、自分で答える不安の点数が良くなっていました。2017年の別のレビューは、集めた研究の質が低いとしています。

気分の落ち込みや不安が続くときは、医療機関に相談してください。

数値の詳細(論文・資料の値)
  • うつ病の人の解析(2023年)
    うつの点数 SMD -0.919(95%CI -1.443〜-0.396)
  • うつ病の人の解析の試験数
    7試験・325人
  • 不安と睡眠のレビューの不安(2024年)
    不安の7研究のうち5件で改善
  • 不安・ストレスのレビュー(2017年)
    不安を抱えやすい人8件中4件・月経前の人7件中4件で前向き/産後は効果なし/質は低い

片頭痛月あたりの片頭痛の日数が減った

片頭痛のある人の試験をまとめた解析が、いくつか出ています。2025年の解析では、マグネシウムを飲んだ人は、飲まなかった人より、月あたりの片頭痛の日数が1.66日多く減っていました。

複数の解析を集めた総括のレビューでも、片頭痛の回数と強さが減ることに、強い根拠があるとされています。

いくつかのサプリを偽薬などと比べた2026年の解析もあります。

この解析では、マグネシウムを飲んだ人で、発作の回数の差ははっきりしませんでした。一方で、痛みの強さは、比べた群より10点満点で3.56点軽くなっていました。

頭痛が続くときや強いときは、医療機関に相談してください。

数値の詳細(論文・資料の値)
  • 片頭痛(サプリの解析、2025年)
    発作-2.51回・強さ-0.88・月の片頭痛の日-1.66日
  • 片頭痛(サプリの比較の解析、2026年)
    回数-0.82回/月(有意差なし)/痛みの強さ-3.56点(10点満点)でサプリの中で唯一有意
  • 片頭痛(総括レビュー、2020年)
    片頭痛の回数・強さの減少は GRADEで強い根拠
  • 片頭痛(飲む形の解析、2016年)
    片頭痛の回数が減り、強さが軽くなった(オッズ比で報告: 回数0.20・強さ0.27。比の向きの定義は抄録に記載なし)

足のつりつりの回数は、偽薬と差がなかった

足のつりについては、コクランが2020年に解析を出しています。原因の分からない足のつり(主に高齢者)では、週あたりのつりの回数は、マグネシウムを飲んだ人と偽薬の人で差がありませんでした。

週あたりのつりの回数は、偽薬とほぼ同じ

点が0より左にあるほど、飲んだ人のつりが減ったことを示します。

週あたりのつりの回数差があるとは言えない-0.18回(幅-0.84〜0.49)

縦線 = 0回(偽薬の人と同じ)。横線 = ばらつきの幅(95%信頼区間)。出典: PubMed 32956536(数値をもとに当編集部が作図)

妊娠中の足のつりの試験をまとめた解析でも、回数に差はありませんでした。夜の足のつりでは、つりの回数が偽薬より多く減った試験も1つあります。

つりが続くときは、医療機関に相談してください。

数値の詳細(論文・資料の値)
  • 足のつり(Cochrane 2020)
    週あたりの回数-0.18回(95%CI -0.84〜0.49、有意差なし、確かさは中)
  • 足のつりが減った人の割合(Cochrane 2020)
    25%以上減った人の割合 RR 1.04(95%CI 0.84〜1.29、確かさは高)
  • Cochrane 2020の結論
    高齢者のつりの予防に臨床的に意味のある効果がある可能性は低い/妊娠中は結果が食い違う
  • 妊娠中の足のつり(解析、2021年)
    回数 WMD -0.47(有意差なし)/回復 OR 0.47(有意差なし)
  • 夜の足のつり(前向きだった試験、2021年)
    回数-3.4(偽薬-2.6)、p=0.01。睡眠の質も改善

副作用と試験の条件多く飲むと下痢になることがある

マグネシウムの副作用で多いのは、下痢などの胃腸の症状です。サプリなどで多くとると、軟便や下痢になることがあります。

サプリなどからとる量の国の上限は、下痢が起こるかどうかを目安に決められています。

足のつりの試験では、胃腸の症状が出た人の割合は、試験ごとに違いました。偽薬の人と同じくらいの試験も、偽薬の人より多い試験もありました。

下の図は、サプリでとる量の上限と、血圧の試験で使われた量を並べたものです。

サプリの量の上限と、血圧の試験の量
血圧のために十分とされた量(別の解析)300mg
栄養機能食品として表示できる最大の量320mg
サプリなどでとる量の上限(耐容上限量)350mg
血圧の試験の量(中央値)365mg

マグネシウムとしての1日の量。食事からとる分は、上限に含みません。
出典: 日本人の食事摂取基準(2025年版)、食品表示基準、PubMed 41000008・27402922(数値をもとに当編集部が作図)

腎臓の働きが落ちている方は、とくに注意が必要です。血液中のマグネシウムが高くなりすぎる「高マグネシウム血症」はまれですが、腎臓の働きが落ちた人がマグネシウムを含むものをとったときなどに起こります。

高マグネシウム血症になると、筋力の低下や、血圧が下がりすぎること、呼吸の障害が起こることがあります。

便秘の薬として使われる酸化マグネシウム(医薬品)でも、長く飲んでいる人や高齢の人では、高マグネシウム血症に注意するよう呼びかけられています。

マグネシウムは、ほかの薬の吸収を下げることもあります。甲状腺の薬(レボチロキシン)と一緒に飲んだ試験では、薬の吸収が下がり、著者は時間をずらして飲むよう勧めています。

一部の抗菌薬や骨粗しょう症の薬でも、吸収が下がるおそれがあるとされています。飲み合わせは『マグネシウムサプリの飲み方』にまとめています。

数値の詳細(論文・資料の値)
  • 栄養機能食品の注意の文言
    マグネシウムを多量に摂取すると軟便(下痢)になることがあります
  • 耐容上限量の決め方
    下痢の発症を臨床アウトカムとし、米国・カナダの基準の考え方で、サプリメント等の通常の食品以外からの摂取量について設定
  • 胃腸の副作用(Cochrane 2020)
    主に胃腸の副作用(下痢など)。11%(対照10%)〜37%(対照14%)
  • マグネシウムの耐容上限量(2025年版)
    通常の食品以外からの摂取量で、成人350mg/日・小児5mg/kg体重/日。通常の食品からの摂取には設定しない
  • 栄養機能食品のマグネシウムの量
    1日量に96mg以上・320mg以下(96〜320mg)
  • 高マグネシウム血症(医学事典)
    まれ。腎不全の人がマグネシウム塩をとる場合や、マグネシウムを含む薬(一部の制酸薬・緩下薬)を使う場合に起こる
  • 高マグネシウム血症の症状(医学事典)
    筋力低下・低血圧・呼吸障害。重症では心停止
  • 腎臓の悪い人のリスク(総説、2023年)
    腎機能が低下した人・マグネシウムを含む薬やサプリを使う人で高マグネシウム血症に注意
  • 医薬品の酸化マグネシウムで高マグネシウム血症になりやすい人
    長期間服用している人・腎障害のある人・高齢の人・便秘症の人
  • 甲状腺の薬(レボチロキシン)
    アスパラギン酸マグネシウムで吸収が12%低下(GMR 0.88)。クエン酸では7%低下(有意差なし)
  • 抗菌薬・骨粗しょう症の薬など(医薬品の添付文書)
    テトラサイクリン系・ニューキノロン系抗菌剤、ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤などの吸収が低下し、効果が減弱するおそれ
医師・薬剤師に相談してほしい方
  • 腎臓の病気がある方、腎臓の働きが落ちていると言われた方
  • 飲んでいる薬がある方(甲状腺の薬・抗菌薬・骨粗しょう症の薬・降圧薬など)
  • 血圧や血糖の値で治療を受けている方
  • 妊娠中・授乳中の方

サプリメントは、病気の治療や予防に使うものではありません。

よくある質問血圧・骨・便通・副作用

マグネシウムで、どんな効果が報告されている?

試験をまとめた解析で、飲んだ人は偽薬の人より、上の血圧が2.81mmHg多く下がっていました。

空腹時血糖が下がり、体重が少し減った解析や、不眠の高齢者で寝つくまでの時間が短くなった解析もあります。

血圧が正常な人でも、差は出る?

2025年の解析では、血圧が正常な人で差がはっきりしませんでした。降圧薬を飲んでいる人や、血液中のマグネシウムが低い人では、差がより大きくなっていました。

骨についての報告は?

国の基準では、栄養機能食品に「マグネシウムは、骨や歯を作るのに必要な栄養素のひとつです。」と表示できます。

食事などからとるマグネシウムの量と骨を調べた高齢者の研究(観察研究)では、多くとっている人ほど、股関節の骨密度が高い傾向でした。

便通(お通じ)についての報告は?

便秘の薬として使われるのは、医薬品の酸化マグネシウムです。サプリの効果とは分けて考え、便秘が続くときは医療機関に相談してください。

副作用はある?

多く飲むと、軟便や下痢になることがあります。サプリなどでとる量の上限は、成人で1日350mgです。

まとめ

  • 健診で血圧が高めと言われたときは、サプリより先に医療機関に相談する
  • 腎臓の病気がある方・飲んでいる薬がある方・妊娠中や授乳中の方は、医師・薬剤師に相談する

次に読むもの

この記事で使った数値の一覧(60件)
  1. マグネシウムの働き
    骨や歯の形成、神経や筋肉の正常な機能に欠かせない/体内の様々な酵素もマグネシウムがないと正常に機能しない
    対象: 一般
    マグネシウムは骨や歯をつくり、神経や筋肉が正しく働くのに欠かせない。体の多くの酵素も、マグネシウムがないと正しく働かない。[出典1]
  2. 栄養機能食品のマグネシウムの表示
    マグネシウムは、骨や歯を作るのに必要な栄養素のひとつです。/エネルギーを作るのを助ける栄養素のひとつです。/血液循環を正常に保つのを助ける栄養素のひとつです。
    対象: 栄養機能食品
    栄養機能食品のマグネシウムでは、骨や歯・エネルギー・血液循環についての表示の文言が国の基準で決められている。[出典2]
  3. 栄養機能食品のマグネシウムの量
    1日量に96mg以上・320mg以下(96〜320mg)
    対象: 栄養機能食品
    栄養機能食品と表示できるのは、1日量に含まれるマグネシウムが96mg以上・320mg以下の商品。[出典2]
  4. 血圧とマグネシウム(38試験の解析、2025年)
    上の血圧-2.81mmHg(95%CI -4.32〜-1.29)・下の血圧-2.05mmHg(95%CI -3.23〜-0.88)
    対象: 高血圧・正常血圧の成人。38試験・2,709人
    38試験をまとめた解析で、マグネシウムを飲んだ群は偽薬の群より、上の血圧が2.81mmHg、下の血圧が2.05mmHg多く下がった。[出典3]
  5. 38試験の解析の規模
    38試験・2,709人
    対象: 成人
    解析に入ったのは38試験・2,709人。[出典3]
  6. 38試験で使われた量と期間
    マグネシウムとして82.3〜637mg/日(中央値365mg)・期間の中央値12週
    対象: 38試験
    試験で使われた量は、マグネシウムとして1日82.3〜637mg(中央値365mg)、期間の中央値は12週。[出典3]
  7. 降圧薬を飲む人・マグネシウムが足りない人(38試験の解析)
    上の血圧: 降圧薬を飲む高血圧の人-7.68mmHg、低マグネシウム血症の人-5.97mmHg
    対象: 降圧薬を飲む高血圧の人/低マグネシウム血症の人
    降圧薬を飲んでいる高血圧の人と、血液中のマグネシウムが低い人では、上の血圧の差がより大きかった。[出典3]
  8. 血圧が正常な人(38試験の解析)
    有意差なし
    対象: 血圧が正常な人
    血圧が正常な人のグループでは、差ははっきりしなかった。[出典3]
  9. 量と効果の関係(38試験の解析)
    量と血圧の変化に関係は見られなかった
    対象: 38試験
    量を増やすほど血圧が下がるという関係は見られなかった。[出典3]
  10. 血圧(78試験の解析、2026年)
    上の血圧-2.50mmHg(95%CI -4.08〜-0.91)・下の血圧-1.58mmHg(95%CI -2.50〜-0.65)
    対象: 成人。78試験(対象の内訳は抄録に記載なし)
    78試験をまとめた別の解析でも、上の血圧が2.50mmHg、下の血圧が1.58mmHg多く下がった。[出典4]
  11. 血圧(34試験の解析、2016年)
    上の血圧-2.00mmHg・下の血圧-1.78mmHg/量の中央値368mg/日・期間の中央値3か月
    対象: 成人。二重盲検の34試験・2,028人
    二重盲検の34試験の解析でも、上の血圧が2.00mmHg、下の血圧が1.78mmHg多く下がった。[出典5]
  12. 十分とされた量と期間(34試験の解析)
    量は1日300mg、期間は1か月で、血清マグネシウムが上がり血圧が下がるのに十分(量と期間をそれぞれ分けて見た結果)
    対象: 成人
    この解析では、量で見ると1日300mg、期間で見ると1か月で、血圧が下がるのに十分とされた。[出典5]
  13. Cochrane(2006年)の高血圧の人の解析
    上の血圧-1.3mmHg(有意差なし)・下の血圧-2.2mmHg
    対象: 高血圧の成人。12試験・545人
    高血圧の人の12試験をまとめた古い解析では、上の血圧の差ははっきりせず、下の血圧は2.2mmHg多く下がった。[出典6]
  14. Cochrane(2006年)の結論
    試験の質が低く、血圧の差は偏りによる可能性
    対象: 高血圧の成人
    著者は、試験の質が低いため、血圧が下がったという根拠は弱く、偏りによる可能性があるとした。[出典6]
  15. 血管の機能の解析での血圧(2026年)
    血圧の低下は有意差なし(p>0.3)
    対象: 成人。12試験・665人
    血管の機能を調べた12試験の解析では、血圧の差ははっきりしなかった。[出典7]
  16. 高血圧の状態別の分類(49試験のレビュー)
    降圧薬で下がりきらない人は240〜607mg/日で低下/治療で安定した人・正常血圧の人は600mg/日超でも変化なし
    対象: 高血圧・正常血圧の人の49試験
    49試験を分けて見たレビューでは、薬で血圧が下がりきらない人では下がった一方、正常血圧の人や治療で安定している人では、多い量でも変わらなかった。[出典8]
  17. マグネシウムの耐容上限量(2025年版)
    通常の食品以外からの摂取量で、成人350mg/日・小児5mg/kg体重/日。通常の食品からの摂取には設定しない
    対象: 成人・小児
    サプリなど通常の食品以外からとる量の上限は、成人で1日350mgとされた。食品からとる分には上限は設けられていない。[出典9]
  18. 耐容上限量の決め方
    下痢の発症を臨床アウトカムとし、米国・カナダの基準の考え方で、サプリメント等の通常の食品以外からの摂取量について設定
    対象: 日本人(2025年版の基準)
    耐容上限量は、下痢が起こるかどうかを目安に、米国・カナダの基準の考え方で決められた。[出典9]
  19. 体重(78試験の解析、2026年)
    体重-0.70kg(95%CI -1.30〜-0.09)
    対象: 成人。78試験
    78試験の解析で、マグネシウムを飲んだ群は、飲まなかった群より体重が0.70kg多く減った。[出典4]
  20. 血糖(78試験の解析、2026年)
    空腹時血糖-3.60mg/dL(95%CI -6.13〜-1.06)/HbA1c -0.15%(95%CI -0.26〜-0.03)/HOMA-IR -0.48
    対象: 成人。78試験
    同じ解析で、空腹時血糖が3.60mg/dL、HbA1c(ここ数か月の血糖の平均を表す値)が0.15%多く下がった。[出典4]
  21. 脂質(78試験の解析、2026年)
    LDL -3.21mg/dL/中性脂肪-9.24mg/dL/HDL +1.45mg/dL
    対象: 成人。78試験
    LDLコレステロールと中性脂肪が下がり、HDLコレステロールが上がった。[出典4]
  22. 差がなかった指標(78試験の解析)
    腹囲・CRP・BMI・総コレステロール・空腹時インスリン・体脂肪率などは差なし
    対象: 成人。78試験
    腹囲、BMI、総コレステロール、体脂肪率などには差がなかった。[出典4]
  23. 78試験で使われた量と期間
    79.5%の試験が300mg/日以上、66.7%が12週以上。500mg/日以上・25週以上の根拠は限られる
    対象: 78試験
    試験の約8割は1日300mg以上、約3分の2は12週以上だった。[出典4]
  24. 78試験の解析の結論
    効果はおおむね小さく、臨床的な意味ははっきりしない
    対象: 成人。78試験
    著者は、効果はおおむね小さく、健康への意味ははっきりしないとした。[出典4]
  25. インスリン抵抗性(15試験の解析、2026年)
    インスリン-1.73(有意差なし)・HOMA-IR -0.74(有意差なし)
    対象: 糖尿病・前糖尿病の人。15試験・1,085人
    糖尿病・前糖尿病の人の15試験の解析では、インスリンの効きにくさの指標に差がなかった。[出典10]
  26. 2型糖尿病の人の解析(2025年)
    空腹時血糖-0.58(単位は抄録に記載なし)・HbA1c -0.16(ほぼ差なし)
    対象: 2型糖尿病の人。23試験・1,345人
    2型糖尿病の人の23試験の解析で、空腹時血糖は下がったが、HbA1c(ここ数か月の血糖の平均を表す値)への影響はわずかだった。[出典11]
  27. 脂質の解析(2025年)
    総コレステロール・中性脂肪・LDLは差なし/HDL +1.21mg/dL
    対象: 18歳以上の一般の人(20〜25試験)
    脂質だけを調べた解析では、HDLコレステロールは上がったが、総コレステロール・中性脂肪・LDLには差がなかった。[出典12]
  28. BMI(32試験の解析、2021年)
    BMI -0.21kg/m²/体重・腹囲は全体では差なし
    対象: 成人。32試験(48〜450mg/日・6〜24週)
    32試験の解析で BMIは0.21下がったが、体重と腹囲は全体では差がなかった(不足やインスリン抵抗性のある人などでは下がった)。[出典13]
  29. 高齢の不眠の人の寝つき(解析、2021年)
    寝つくまでの時間が偽薬の人より短い: -17.36分(95%CI -27.27〜-7.44)
    対象: 不眠の高齢者(レビュー全体は3試験・151人)
    不眠の高齢者の試験をまとめた解析で、マグネシウムを飲んだ群は寝つくまでの時間が17.36分短くなった。[出典14]
  30. 成人の睡眠の系統的レビュー(2026年)
    12試験。試験や測り方によって結果がまちまちで、確かさは低い〜とても低い
    対象: 成人。12試験
    成人の12試験を調べた最新のレビューでは、試験や測り方によって結果がまちまちで、根拠の確かさは低いとされた。[出典15]
  31. 睡眠の質の低い高齢者の試験(2010年)
    睡眠の質の点数(PSQI、低いほど良い)10.4→6.6。偽薬でも同じだけ改善
    対象: 睡眠の質が低い51〜85歳の100人。1日320mg(クエン酸マグネシウム)・7週
    1日320mgの試験では、睡眠の質の点数がよくなったが、偽薬の群でも同じだけよくなった。[出典16]
  32. 前向きな面
    一部の成人で、自分で答える一部の評価に小さな改善の可能性
    対象: 成人
    一部の人では、自分で答える眠りの評価に小さな改善がありうるとされた。[出典15]
  33. うつ病の人の解析(2023年)
    うつの点数 SMD -0.919(95%CI -1.443〜-0.396)
    対象: うつ病の成人(試験ごとの平均年齢は20〜60歳)。7試験・325人
    うつ病の人の7試験の解析で、マグネシウムを飲んだ群はうつの点数が下がった。[出典17]
  34. 不安・ストレスのレビュー(2017年)
    不安を抱えやすい人8件中4件・月経前の人7件中4件で前向き/産後は効果なし/質は低い
    対象: 不安を抱えやすい人・月経前・産後・高血圧の人。18研究
    不安のレビューでは、不安を抱えやすい人の研究の半数で前向きな結果だったが、研究の質は低いとされた。[出典18]
  35. 不安と睡眠のレビューの不安(2024年)
    不安の7研究のうち5件で改善
    対象: 成人。15研究(うち不安7)
    不安を調べた7研究のうち5研究で、自分で答える不安の点数がよくなった。[出典19]
  36. 片頭痛(サプリの解析、2025年)
    発作-2.51回・強さ-0.88・月の片頭痛の日-1.66日
    対象: 片頭痛の人(サプリ全体で22試験の解析のうちマグネシウムの試験)
    片頭痛の人の解析で、マグネシウムを飲んだ群は発作の回数が2.51回、月の片頭痛の日が1.66日減った。[出典20]
  37. 片頭痛(サプリの比較の解析、2026年)
    回数-0.82回/月(有意差なし)/痛みの強さ-3.56点(10点満点)でサプリの中で唯一有意
    対象: 片頭痛の成人。14試験・791人
    サプリを比べた最新の解析では、発作の回数の差ははっきりしなかったが、痛みの強さは比べた群より10点満点で3.56点軽くなった。[出典21]
  38. 片頭痛(総括レビュー、2020年)
    片頭痛の回数・強さの減少は GRADEで強い根拠
    対象: 片頭痛の人
    解析を集めた総括レビューで、片頭痛の回数と強さが減ることは、強い根拠があるとされた。[出典22]
  39. 片頭痛(飲む形の解析、2016年)
    片頭痛の回数が減り、強さが軽くなった(オッズ比で報告: 回数0.20・強さ0.27。比の向きの定義は抄録に記載なし)
    対象: 片頭痛の人。経口の10試験・789人
    飲むマグネシウムの10試験の解析で、片頭痛の回数が減り、強さが軽くなった。[出典23]
  40. 足のつり(Cochrane 2020)
    週あたりの回数-0.18回(95%CI -0.84〜0.49、有意差なし、確かさは中)
    対象: 原因不明のつりの人(主に高齢者)。5試験・307人
    原因不明の足のつり(主に高齢者)では、週あたりのつりの回数に差がなかった。[出典24]
  41. 足のつりが減った人の割合(Cochrane 2020)
    25%以上減った人の割合 RR 1.04(95%CI 0.84〜1.29、確かさは高)
    対象: 原因不明のつりの人。3試験・177人
    つりが4分の1以上減った人の割合も、偽薬と変わらなかった。[出典24]
  42. Cochrane 2020の結論
    高齢者のつりの予防に臨床的に意味のある効果がある可能性は低い/妊娠中は結果が食い違う
    対象: つりのある人。11試験・735人
    著者は、高齢者の足のつりの予防に意味のある効果がある可能性は低いとした。妊娠中のつりは結果が食い違う。[出典24]
  43. 妊娠中の足のつり(解析、2021年)
    回数 WMD -0.47(有意差なし)/回復 OR 0.47(有意差なし)
    対象: 妊婦。4試験・332人
    妊娠中の足のつりの4試験の解析でも、回数に差がなかった。[出典25]
  44. 夜の足のつり(前向きだった試験、2021年)
    回数-3.4(偽薬-2.6)、p=0.01。睡眠の質も改善
    対象: 夜間の足のつりのある人(完了175人)。酸化マグネシウム一水和物226mg・60日
    別の試験では、マグネシウムの群のほうがつりの回数が多く減り、睡眠の質もよくなった。[出典26]
  45. 高齢者の骨(観察研究の解析、2022年)
    摂取量と股関節の骨密度に正の関連(β 0.03)
    対象: 60歳以上。観察研究12件(解析は4件)
    高齢者の観察研究では、マグネシウムを多くとる人ほど股関節の骨密度が高かった。[出典27]
  46. 栄養機能食品の注意の文言
    マグネシウムを多量に摂取すると軟便(下痢)になることがあります
    対象: 栄養機能食品
    栄養機能食品には、多くとると軟便(下痢)になることがあるという注意を書くことが義務づけられている。[出典2]
  47. 胃腸の副作用(Cochrane 2020)
    主に胃腸の副作用(下痢など)。11%(対照10%)〜37%(対照14%)
    対象: つりの試験の参加者
    つりの試験では、マグネシウムで下痢などの胃腸の副作用が11〜37%の人に起きた(比べた群は10〜14%)。[出典24]
  48. 高マグネシウム血症(医学事典)
    まれ。腎不全の人がマグネシウム塩をとる場合や、マグネシウムを含む薬(一部の制酸薬・緩下薬)を使う場合に起こる
    対象: 一般
    血液中のマグネシウムが高くなりすぎる(高マグネシウム血症)のはまれで、腎臓の働きが落ちた人がマグネシウムを含むものをとった場合などに起こる。[出典28]
  49. 高マグネシウム血症の症状(医学事典)
    筋力低下・低血圧・呼吸障害。重症では心停止
    対象: 一般
    高マグネシウム血症では、筋力の低下、血圧の低下、呼吸の障害が起こり、重いと心臓が止まることもある。[出典28]
  50. 腎臓の悪い人のリスク(総説、2023年)
    腎機能が低下した人・マグネシウムを含む薬やサプリを使う人で高マグネシウム血症に注意
    対象: 腎機能が低下した人など
    腎臓の働きが落ちた人や、マグネシウムを含む薬・サプリを使う人は、高マグネシウム血症を防ぐことが大切とされた。[出典29]
  51. 医薬品の酸化マグネシウムで高マグネシウム血症になりやすい人
    長期間服用している人・腎障害のある人・高齢の人・便秘症の人
    対象: 酸化マグネシウム製剤(医薬品)を飲む人
    医薬品の酸化マグネシウムでは、長く飲んでいる人、腎臓に障害のある人、高齢の人、便秘症の人で高マグネシウム血症が起こりやすいと注意されている。[出典30]
  52. 酸化マグネシウムが医薬品であること
    日本薬局方 酸化マグネシウム。制酸剤・緩下剤。効能に便秘症
    対象: 日本の医療用医薬品
    酸化マグネシウムは、日本では便秘症などに使う医療用医薬品(制酸剤・緩下剤)として使われている。[出典31]
  53. 甲状腺の薬(レボチロキシン)
    アスパラギン酸マグネシウムで吸収が12%低下(GMR 0.88)。クエン酸では7%低下(有意差なし)
    対象: 健康な15人
    甲状腺の薬と一緒に飲むと、薬の吸収が下がった。著者は時間をずらして飲むよう勧めた。[出典32]
  54. 抗菌薬・骨粗しょう症の薬など(医薬品の添付文書)
    テトラサイクリン系・ニューキノロン系抗菌剤、ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤などの吸収が低下し、効果が減弱するおそれ
    対象: 酸化マグネシウム製剤を飲む人
    医薬品の酸化マグネシウムの添付文書では、一部の抗菌薬や骨粗しょう症の薬の吸収を下げるおそれがあり、同時に飲まないよう注意されている。[出典31]
  55. 78試験の解析の規模(全体)
    78試験(全体の数。効果ごとの試験数・人数は抄録に記載なし)
    対象: 成人。78試験
    血圧・血糖・脂質・体重などをまとめて調べた解析に入ったのは、全体で78試験。[出典4]
  56. 高齢の不眠の人の解析の規模(全体)
    3試験・151人(レビュー全体の数。寝つきの解析に入った試験数は抄録に記載なし)
    対象: 不眠の高齢者(3か国)
    不眠の高齢者のレビューに入ったのは、全体で3試験・151人。[出典14]
  57. うつ病の人の解析の試験数
    7試験・325人
    対象: うつ病の成人(試験ごとの平均年齢は20〜60歳)
    うつの点数の解析は、うつ病の成人325人の7試験をまとめたもの。[出典17]
  58. 2型糖尿病の人の解析の規模(全体)
    23試験・1,345人(全体の数。血糖・HbA1cごとの試験数は抄録に記載なし)
    対象: 2型糖尿病の人
    2型糖尿病の人の血糖などを調べた解析に入ったのは、全体で23試験・1,345人。[出典11]
  59. インスリン抵抗性の解析の規模(全体)
    15試験・1,085人(全体の数。指標ごとの試験数は抄録に記載なし)
    対象: 糖尿病・前糖尿病の人
    糖尿病・前糖尿病の人のインスリンの効きにくさを調べた解析に入ったのは、全体で15試験・1,085人。[出典10]
  60. 2010年の試験の量と期間
    1日320mg(マグネシウムとして、クエン酸マグネシウム)・7週。100人(完了96人)
    対象: 睡眠の質が低い51〜85歳の100人(米国)
    睡眠の質が低い51〜85歳の100人が、マグネシウムとして1日320mg、または偽薬を7週飲んだ。[出典16]

根拠一覧

論文・資料の一覧(32件)
  1. MSDマニュアル家庭版 12. ホルモンと代謝の病気 > 電解質平衡 > 体内でのマグネシウムの役割の概要 — 原典(取得日:2026-11-05)
  2. 食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)別表第十一(栄養機能食品のマグネシウム)・別表第十(栄養素等表示基準値) — 原典(取得日:2026-11-05)
  3. Magnesium Supplementation and Blood Pressure: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials. Hypertension 2025 — 原典(取得日:2026-11-05)
  4. Comprehensive Effects of Magnesium Supplementation on Cardiometabolic Risk Factors: A Systematic Review and Dose-Response Meta-Analysis. Nutrients 2026 — 原典(取得日:2026-11-05)
  5. Effects of Magnesium Supplementation on Blood Pressure: A Meta-Analysis of Randomized Double-Blind Placebo-Controlled Trials. Hypertension 2016 — 原典(取得日:2026-11-05)
  6. Magnesium supplementation for the management of essential hypertension in adults. Cochrane Database Syst Rev 2006 — 原典(取得日:2026-11-05)
  7. The effects of oral magnesium supplements on vascular and endothelial function: an updated systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. BMC Cardiovasc Disord 2026 — 原典(取得日:2026-11-05)
  8. Effectively Prescribing Oral Magnesium Therapy for Hypertension: A Categorized Systematic Review of 49 Clinical Trials. Nutrients 2021 — 原典(取得日:2026-11-05)
  9. 日本人の食事摂取基準(2025年版)の策定ポイント(策定検討会報告書 マグネシウムの章 p.243〜285 の要約スライド、スライド p.110〜111) — 原典(取得日:2026-11-05)
  10. Oral magnesium supplements and insulin resistance in individuals with diabetes and pre-diabetes: an updated systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. BMC Nutr 2026 — 原典(取得日:2026-11-05)
  11. Effect of Magnesium Supplements on Improving Glucose Control, Blood Pressure and Lipid Profile in Patients With Type 2 Diabetes Mellitus: A systematic review and meta-analysis. Sultan Qaboos Univ Med J 2025 — 原典(取得日:2026-11-05)
  12. The effect of magnesium supplementation on serum concentration of lipid profile: an updated systematic review and dose-response meta-analysis on randomized controlled trials. Nutr J 2025 — 原典(取得日:2026-11-05)
  13. The effects of magnesium supplementation on obesity measures in adults: a systematic review and dose-response meta-analysis of randomized controlled trials. Crit Rev Food Sci Nutr 2021 — 原典(取得日:2026-11-05)
  14. Oral magnesium supplementation for insomnia in older adults: a Systematic Review & Meta-Analysis. BMC Complement Med Ther 2021 — 原典(取得日:2026-11-05)
  15. Magnesium Supplementation for Sleep in Adults: A Systematic Review of Randomized Controlled Trials. J Diet Suppl 2026 — 原典(取得日:2026-11-05)
  16. Magnesium supplementation improves indicators of low magnesium status and inflammatory stress in adults older than 51 years with poor quality sleep. Magnes Res 2010 — 原典(取得日:2026-11-05)
  17. Magnesium supplementation beneficially affects depression in adults with depressive disorder: a systematic review and meta-analysis of randomized clinical trials. Front Psychiatry 2023 — 原典(取得日:2026-11-05)
  18. The Effects of Magnesium Supplementation on Subjective Anxiety and Stress-A Systematic Review. Nutrients 2017 — 原典(取得日:2026-11-05)
  19. Examining the Effects of Supplemental Magnesium on Self-Reported Anxiety and Sleep Quality: A Systematic Review. Cureus 2024 — 原典(取得日:2026-11-05)
  20. Effects of selected dietary supplements on migraine prophylaxis: A systematic review and dose-response meta-analysis of randomized controlled trials. Neurol Sci 2025 — 原典(取得日:2026-11-05)
  21. Nutritional supplements for migraine prevention: evaluating evidence sufficiency and effect modifiers through network meta-analysis, trial sequential analysis, and meta-regression. Front Nutr 2026 — 原典(取得日:2026-11-05)
  22. Magnesium and health outcomes: an umbrella review of systematic reviews and meta-analyses of observational and intervention studies. Eur J Nutr 2020 — 原典(取得日:2026-11-05)
  23. Effects of Intravenous and Oral Magnesium on Reducing Migraine: A Meta-analysis of Randomized Controlled Trials. Pain Physician 2016 — 原典(取得日:2026-11-05)
  24. Magnesium for skeletal muscle cramps. Cochrane Database Syst Rev 2020 — 原典(取得日:2026-11-05)
  25. Effect of oral magnesium supplementation for relieving leg cramps during pregnancy: A meta-analysis of randomized controlled trials. Taiwan J Obstet Gynecol 2021 — 原典(取得日:2026-11-05)
  26. A randomized, double-blind, placebo-controlled, multicenter study assessing the efficacy of magnesium oxide monohydrate in the treatment of nocturnal leg cramps. Nutr J 2021 — 原典(取得日:2026-11-05)
  27. Impact of magnesium on bone health in older adults: A systematic review and meta-analysis. Bone 2022 — 原典(取得日:2026-11-05)
  28. MSDマニュアル家庭版 12. ホルモンと代謝の病気 > 電解質平衡 > 高マグネシウム血症(血液中のマグネシウム濃度が高い状態) — 原典(取得日:2026-11-05)
  29. Hypermagnesemia in Clinical Practice. Medicina (Kaunas) 2023 — 原典(取得日:2026-11-05)
  30. 酸化マグネシウム製剤 適正使用に関するお願い ―高マグネシウム血症―(2020年8月、酸化マグネシウム製剤製造販売会社。PMDA 掲載) — 原典(取得日:2026-11-05)
  31. 医療用医薬品の添付文書 日本薬局方 酸化マグネシウム(重質酸化マグネシウム「東海」、制酸剤・緩下剤、2025年10月改訂 第1版) — 原典(取得日:2026-11-05)
  32. Single Center, Open-Label, Randomized Crossover Trial on Drug-Drug Interactions of Levothyroxine/Magnesium-Citrate and Levothyroxine/Magnesium-Aspartate in Healthy Subjects-The ThyroMag Trial. Clin Transl Sci 2025 — 原典(取得日:2026-11-05)

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