NMNの効果持久力・歩く力、年齢とともに変わる指標で報告されていること
このページの要点
- NAD+: 年齢とともに減るとされる物質。NMNを飲むと血液中のNAD+が増えた
- 体力: 試験をまとめた解析で、持久力が量に応じて高かった。中年の試験では6分間に歩ける距離が伸びた
- 年齢に関わる指標: 血液から推定した生物学的年齢が、プラセボでは上がりNMNでは変わらなかった試験がある
- 副作用は、プラセボと比べて増えなかった。長く飲んだときの記録はまだ少ない
早見表体力と、年齢とともに変わる指標で報告がある
NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)は、体の中でNAD+という物質の材料になる成分です。NAD+は、細胞がエネルギーを作るのに欠かせない物質です。飲んだ人と飲まなかった人を比べた試験を、効果ごとに整理しました。
- 複数の試験で報告血液中のNAD+
- 飲んだ人で、血液中のNAD+が増えた
- ほぼすべての試験と、試験をまとめた解析
- 解析で報告持久力・歩ける距離
- 持久力が量に応じて高く、6分間に歩ける距離が伸びた
- 試験をまとめた解析と、中年の試験
→ 量と時間帯は、飲み方のページへ - 報告が分かれる高齢者の歩く速さ
- 歩く速さが良くなった解析と、差がなかった解析がある
- 高齢者の試験をまとめた2つの解析
- 試験が少ない年齢に関わる指標
- 血液から推定した生物学的年齢がプラセボでは上がり、NMNでは変わらなかった
- 中年の1つの試験。網膜の厚さでも1つの試験
- 解析で報告血圧
- 下の血圧がわずかに低くなり、60歳以上では上の血圧も低かった
- 血圧が高めの人の試験をまとめた解析
- 増えなかったと報告副作用
- 副作用や肝臓の数値は、プラセボと比べて増えなかった
- 試験をまとめた解析
→ 長く飲んだときの記録はまだ少ない
NAD+年齢とともに減り、NMNを飲むと増えた
NAD+は、肌・血液・筋肉・脳などで、年齢とともに減ると考えられています。高齢者の筋肉ではNAD+が少なく、体の機能が落ちた人ではさらに少なかったと報告されています。
一方、運動を続けている高齢者のNAD+は、若い人に近い量でした。NAD+が多い人ほど、1日の歩数も多くなっていました。
- 中国の地域住民を調べた研究では、高齢の男性で、血液中のNAD+が若い人より低くなっていました
- NMNを1日300mg・600mg・900mg飲んだ中年の試験では、どの量でも血液中のNAD+が増えました。試験をまとめた解析でも同じ結果です
- NAD+が多く増えた人ほど、歩ける距離と健康感の点数が良くなっていました
数値の詳細(論文・資料の値)
- 年齢と NAD+(総説)
肌・血液・肝臓・筋肉・脳で年齢とともに減ると考えられている - 高齢者の筋肉の NAD+(横断研究)
高齢者で低く、体の機能が落ちた人でさらに低い。運動を続ける高齢者は若い人に近い - 筋肉の NAD+ と1日の歩数
NAD+ が多い人ほど歩数が多く、筋肉の働きもよかった - 血液の NAD+ と年齢(1,518人)
60歳以上の男性で低かった(β -2.16) - 血液中の NAD+(中年80人)
全ての量の群で30日・60日に増えた - 血液中の NAD(12試験のメタ解析)
NMNで血液中の NADが増えた - NADの増え方と歩く距離(中年80人の追加解析)
NADの増え方が大きいほど、6分間に歩ける距離と健康感がよくなった
体力持久力が高く、歩ける距離が伸びた
NAD+の材料になる成分(NMNのほか、NRなど)の試験27試験・1,599人をまとめた2026年の解析によると、NMNを飲んだ人は、量が多いほど持久力が高くなっていました。生活の質の点数も、飲まなかった人より良い結果です。
効果量とは、飲んだ人と飲まなかった人の差の大きさを表す数値です。0なら差がなく、大きいほど差が大きいことを示します。
点が0より右にあるほど、飲んだ人で良かったことを示します。横線は、結果のばらつきの幅です。
縦線 = 0(飲まなかった人と同じ)。横線 = ばらつきの幅(95%信頼区間)。上の4つは2026年の解析、下の1つは中高年の試験をまとめた2025年の解析です。
出典: PubMed 42774067・39185644(数値をもとに当編集部が作図)
1つ1つの試験でも、歩く力や運動の能力で差が出ています。
試験ごとに、対象と測り方が違います。
出典: PubMed 36482258・34238308・38789831(数値をもとに当編集部が作図)
数値の詳細(論文・資料の値)
- 試験の規模(ネットワークメタ解析)
27試験・1,599人 - 持久力とNMN(27試験のネットワークメタ解析)
中用量 SMD 0.66(95%CI 0.09-1.23)/高用量 SMD 1.02(0.43-1.60) - 生活の質とNMN(ネットワークメタ解析)
高用量 SMD 0.56(95%CI 0.14-0.98)/低用量 SMD 0.45(0.11-0.78) - 6分間に歩ける距離(中年80人・60日)
300mg・600mg・900mgの全群で、プラセボより距離が伸びた(30日・60日) - 効果が最も大きかった量(中年80人の試験)
1日600mg - 体の健康感(SF-36、中年80人)
3つの量の群で、プラセボより健康感の点数がよくなった - ランナーの有酸素の能力(6週間)
中用量(600mg)・高用量(1,200mg)で、酸素の取り込みなどがプラセボより増えた - 高齢者の歩く速さ(9試験のメタ解析)
歩行速度 SMD 0.34(95%CI 0.03-0.66) - 日本の高齢者の試験(1日250mg・12週間)
4mを歩く時間がプラセボより短くなった - 日本の高齢者の試験(主な評価項目)
踏み台の試験では差なし - 60歳以上の筋肉量・握力・歩く速さ(メタ解析)
筋肉量・握力・歩行速度に差なし
年齢に関わる指標生物学的年齢・目の網膜で報告がある
体力を測った中年の試験では、血液検査の値から推定した「生物学的年齢」も調べています。プラセボの人は上がり、NMNを飲んだ人は変わりませんでした。
網膜は、高齢の糖尿病の人の小さな試験です。
出典: PubMed 36482258・42082179(数値をもとに当編集部が作図)
網膜の一部の厚さは、NMNの人で+1.14μm、プラセボの人で-2.77μm変わっていました。
数値の詳細(論文・資料の値)
- 血液から推定した生物学的年齢(中年80人・60日)
プラセボでは上がり、NMNの全群では変わらなかった - 目の網膜の厚さ(高齢の糖尿病患者・24週間)
NMN +1.14μm/プラセボ-2.77μm(耳側の外側) - 血管の硬さ(中年36人・12週間)
NMNの群で下がる傾向(差は有意でない) - フレイル(高齢の糖尿病患者・24週間)
NMNの群でフレイルの割合がよくなる傾向(P=0.066)
肌機能性表示食品の届出と、マウスの研究
比較ページの商品のうち1つは、NMNを機能性関与成分とする機能性表示食品です。「肌が乾燥しがちな方の肌の潤いおよび肌弾力を維持し、肌の健康を助ける」と届け出ています(届出番号 I230)。
人ではなく、マウスの研究もあります。紫外線を当てた肌で、NMNを飲ませたマウスのシワと肌の荒れが抑えられていました。肌の水分と弾力、コラーゲンの線維も保たれています。
数値の詳細(論文・資料の値)
- マウスの肌(紫外線・10週間)
シワ・肌のきめ・水分・弾力が保たれた - マウスの肌のコラーゲン
コラーゲン線維の密度が保たれた
血圧下の血圧がわずかに低かった
血圧が高めの人の試験をまとめた解析によると、NMNを飲んだ人は、下の血圧(拡張期)がわずかに低くなっていました。差は-2.15mmHgです。60歳以上に限ると、上の血圧(収縮期)の差も-3.94mmHgでした。
別の解析でも、下の血圧がわずかに低くなっていました。血圧の薬を飲んでいる方は、飲む前に医師・薬剤師に相談してください。
数値の詳細(論文・資料の値)
- 拡張期血圧(10試験のメタ解析)
-2.15mmHg(95%CI -3.68〜-0.61) - 60歳以上の収縮期血圧(同じメタ解析)
-3.94mmHg(95%CI -7.06〜-0.82) - 拡張期血圧(15試験のメタ解析)
わずかに下がった - 拡張期血圧(中高年30人・28日、1日2,000mg)
-7.01mmHg
眠り・疲れ日本の高齢者で、眠りの質が良くなった
日本の高齢者が1日250mg・12週間飲んだ試験では、眠りの質の点数と日中の調子が、プラセボより良くなりました。午後に飲んだ人では、眠気と脚の力(椅子の立ち座り)の改善が最も大きくなっています。
数値の詳細(論文・資料の値)
- 日本の高齢者の睡眠の質(1日250mg・12週間)
睡眠の質の点数(PSQI)がプラセボよりよくなった - 午後に飲んだ群の眠気と脚の力(日本の高齢者108人)
眠気 d=0.64/椅子の立ち座り d=0.72
糖の代謝閉経後の女性で、筋肉でのインスリンの効きが良くなった
太りぎみで血糖が高めの閉経後の女性の試験では、筋肉でのインスリンの効きが良くなりました。中高年の別の試験では、体重とLDLコレステロールが、プラセボより低くなっています。
数値の詳細(論文・資料の値)
- 閉経後の前糖尿病の女性(10週間)
筋肉でのインスリンの効きがよくなった - 体重・コレステロール(中高年30人・28日)
体重-1.9kg、LDL -18.73mg/dL
副作用と試験の条件副作用は増えなかった
250〜2,000mgを飲んだ試験をまとめた解析では、副作用や肝臓の数値は、プラセボと比べて増えていません。量を多めにした安全性の試験でも、検査の値に、ふだんの変動を超える変化はありませんでした。
数値の詳細(論文・資料の値)
- 副作用(15試験のメタ解析)
副作用・重い副作用・肝機能の数値は増えなかった - 試験の量と期間(15試験のメタ解析)
1日250〜2,000mg、14日〜24週 - 1日1,250mg・4週間の安全性試験
生理的な変動を超える変化なし
- 病気で治療を受けている方、服用中の薬がある方
- 妊娠中・授乳中の方
- 血圧や血糖の薬を飲んでいる方
サプリメントは、病気の治療や予防に使うものではありません。
試験の条件試験は小さく、期間は短い
- 長く飲んだときの安全性と効果は、より大きく長い試験で確かめる必要があるとされています
- 60歳以上の試験をまとめた別の解析では、筋肉の量・握力・歩く速さに差がありませんでした。疲れの感じ方や、眠りの質をまとめた結果にも差はありません
- 血糖や脂質の数値は、試験をまとめた解析では差がありませんでした。試験の多くは、偏りのおそれがあると評価されています
数値の詳細(論文・資料の値)
- 長い期間の安全性
より大きく長い試験での確認が必要 - 60歳以上の筋肉量・握力・歩く速さ(メタ解析)
筋肉量・握力・歩行速度に差なし - 疲労感・睡眠の質(ネットワークメタ解析)
差なし - 血糖・脂質(8試験のメタ解析)
空腹時血糖・HbA1c・脂質に差なし - 筋力・持久力が変わらなかった試験
筋力・持久力・階段を上る力に差なし - 試験の偏りのおそれ(12試験のメタ解析)
12試験中7件で懸念あり、5件で偏りのおそれが高い
よくある質問効果・NAD+・副作用
NMNで、どんな効果が報告されている?
NAD+の材料になる成分の試験27試験をまとめた解析で、NMNを飲んだ人は持久力が量に応じて高く、生活の質も良かったと報告されています。中年の試験では、6分間に歩ける距離がプラセボより伸びました。
NMNとNAD+の関係は?
NMNは、体の中でNAD+の材料になります。NAD+は年齢とともに減ると考えられており、NMNを飲んだ試験では、血液中のNAD+が増えています。
副作用はある?
試験をまとめた解析では、副作用や肝臓の数値は、プラセボと比べて増えていません。試験の期間は長いものでも24週で、長く飲んだときの記録はまだ少なくなっています。
まとめ
- 年齢とともに減るNAD+の話は、運動を続けている人ほど多いという報告もある。運動の習慣と組み合わせて考える
- 治療中の方・服用中の薬がある方・妊娠中や授乳中の方は、医師・薬剤師に相談する
次に読むもの
この記事で使った数値の一覧(41件)
- 年齢と NAD+(総説)肌・血液・肝臓・筋肉・脳で年齢とともに減ると考えられている対象: NMNのヒト試験の総説(Adv Nutr 2023)NAD+ は、肌・血液・肝臓・筋肉・脳で、年齢とともに減ると考えられている。[出典1]
- 高齢者の筋肉の NAD+(横断研究)高齢者で低く、体の機能が落ちた人でさらに低い。運動を続ける高齢者は若い人に近い対象: 若い人と高齢者の筋肉を比べた研究(Nat Aging 2022)筋肉の NAD+ は高齢者で低く、体の機能が落ちた人でさらに低かった。運動を続けている高齢者は若い人に近かった。[出典2]
- 筋肉の NAD+ と1日の歩数NAD+ が多い人ほど歩数が多く、筋肉の働きもよかった対象: 同上筋肉の NAD+ が多い人ほど、1日の歩数が多く、筋肉の働きもよかった。[出典2]
- 血液の NAD+ と年齢(1,518人)60歳以上の男性で低かった(β -2.16)対象: 中国の地域住民1,518人男性では、60歳以上で血液中の NAD+ が若い群より低かった。[出典3]
- 血液中の NAD+(中年80人)全ての量の群で30日・60日に増えた対象: 40〜65歳の健康な80人1日300〜900mgのどの群でも、血液中の NADが増えた。[出典4]
- 血液中の NAD(12試験のメタ解析)NMNで血液中の NADが増えた対象: ランダム化比較試験12件・513人まとめた解析で、NMNを飲むと血液中の NADが増えた。[出典5]
- NADの増え方と歩く距離(中年80人の追加解析)NADの増え方が大きいほど、6分間に歩ける距離と健康感がよくなった対象: 同上の追加解析血液中の NADが多く増えた人ほど、歩ける距離と健康感の点数がよくなっていた。[出典6]
- 試験の規模(ネットワークメタ解析)27試験・1,599人対象: 同上(Front Nutr 2026)27の試験・1,599人をまとめた解析。[出典7]
- 持久力とNMN(27試験のネットワークメタ解析)中用量 SMD 0.66(95%CI 0.09-1.23)/高用量 SMD 1.02(0.43-1.60)対象: NAD+ の材料になる成分のランダム化比較試験など27件・1,599人NMNを飲んだ群で、量が多いほど持久力が高くなった。[出典7]
- 生活の質とNMN(ネットワークメタ解析)高用量 SMD 0.56(95%CI 0.14-0.98)/低用量 SMD 0.45(0.11-0.78)対象: 同上生活の質が中くらいによくなり、主に NMNによる改善だった。[出典7]
- 6分間に歩ける距離(中年80人・60日)300mg・600mg・900mgの全群で、プラセボより距離が伸びた(30日・60日)対象: 40〜65歳の健康な80人(4群)1日300〜900mgを60日飲んだ群で、6分間に歩ける距離がプラセボより伸びた。[出典4]
- 効果が最も大きかった量(中年80人の試験)1日600mg対象: 同上血液中の NADと体の動きの改善は、1日600mgで最も大きくなった。[出典4]
- 体の健康感(SF-36、中年80人)3つの量の群で、プラセボより健康感の点数がよくなった対象: 同上健康感の質問票の点数が、NMNの3群でプラセボより良くなった。[出典4]
- ランナーの有酸素の能力(6週間)中用量(600mg)・高用量(1,200mg)で、酸素の取り込みなどがプラセボより増えた対象: 週5〜6回走る市民ランナー48人(4群)練習と一緒に1日600mg・1,200mgを6週間飲んだ群で、運動中の酸素の取り込みが増えた。[出典8]
- 日本の高齢者の試験の量1日250mg・12週間対象: 日本の高齢者60人日本の高齢者の試験では、1日250mgを12週間飲んだ。[出典9]
- 高齢者の歩く速さ(9試験のメタ解析)歩行速度 SMD 0.34(95%CI 0.03-0.66)対象: 中高年のランダム化比較試験9件・412人NMNを飲んだ群で、歩く速さがプラセボよりよくなった。[出典10]
- 日本の高齢者の試験(1日250mg・12週間)4mを歩く時間がプラセボより短くなった対象: 日本の高齢者60人1日250mgを12週間飲んだ群で、4mを歩く時間が短くなり、血液中の NAD+ も増えた。[出典9]
- 日本の高齢者の試験(主な評価項目)踏み台の試験では差なし対象: 同上あらかじめ主に見ると決めた踏み台の試験では、差がなかった。[出典9]
- 60歳以上の筋肉量・握力・歩く速さ(メタ解析)筋肉量・握力・歩行速度に差なし対象: 平均60.9〜83歳のランダム化比較試験60歳以上をまとめた別の解析では、筋肉量・握力・歩く速さに差がなかった。[出典11]
- 血液から推定した生物学的年齢(中年80人・60日)プラセボでは上がり、NMNの全群では変わらなかった対象: 40〜65歳の健康な80人血液検査の値から推定した「生物学的年齢」は、プラセボの群で上がり、NMNの3群では変わらず、差がついた。[出典4]
- 目の網膜の厚さ(高齢の糖尿病患者・24週間)NMN +1.14μm/プラセボ-2.77μm(耳側の外側)対象: 65歳以上の男性の糖尿病患者7人ずつ(1日250mg)24週間で、網膜の一部の厚さがプラセボでは減り、NMNでは保たれた。[出典12]
- 血管の硬さ(中年36人・12週間)NMNの群で下がる傾向(差は有意でない)対象: 健康な中年36人(1日250mg)血管の硬さの指標が NMNの群で下がる傾向があった。[出典13]
- フレイル(高齢の糖尿病患者・24週間)NMNの群でフレイルの割合がよくなる傾向(P=0.066)対象: 65歳以上の男性の糖尿病患者14人NMNの群で、フレイル(虚弱)の割合がよくなる傾向があった。[出典14]
- マウスの肌(紫外線・10週間)シワ・肌のきめ・水分・弾力が保たれた対象: 紫外線を当てた毛の無いマウスNMNを飲ませたマウスで、紫外線によるシワや肌の荒れが抑えられ、水分と弾力が保たれた。[出典15]
- マウスの肌のコラーゲンコラーゲン線維の密度が保たれた対象: 同上同じ研究で、肌のコラーゲン線維の密度が保たれていた。[出典15]
- 拡張期血圧(10試験のメタ解析)-2.15mmHg(95%CI -3.68〜-0.61)対象: 血圧が高めの大人のランダム化比較試験10件・349人NMNを飲んだ群で、拡張期血圧(下の血圧)がプラセボより下がった。[出典16]
- 60歳以上の収縮期血圧(同じメタ解析)-3.94mmHg(95%CI -7.06〜-0.82)対象: 同上の60歳以上60歳以上では、収縮期血圧(上の血圧)も下がった。[出典16]
- 拡張期血圧(15試験のメタ解析)わずかに下がった対象: ランダム化比較試験15件別の解析でも、拡張期血圧がわずかに下がった。[出典17]
- 拡張期血圧(中高年30人・28日、1日2,000mg)-7.01mmHg対象: 太りぎみの45歳以上30人1日2,000mgを28日飲んだ群で、拡張期血圧がプラセボより下がった。[出典18]
- 日本の高齢者の睡眠の質(1日250mg・12週間)睡眠の質の点数(PSQI)がプラセボよりよくなった対象: 日本の高齢者60人12週間飲んだ群で、睡眠の質の点数と日中の調子がよくなった。[出典9]
- 午後に飲んだ群の眠気と脚の力(日本の高齢者108人)眠気 d=0.64/椅子の立ち座り d=0.72対象: 日本の高齢者108人(朝・午後に分けた4群、1日250mg・12週間)午後に飲んだ群で、眠気と、椅子から5回立ち座りする時間の改善が最も大きかった。[出典19]
- 疲労感・睡眠の質(ネットワークメタ解析)差なし対象: 27試験・1,599人まとめた解析では、疲れの感じ方と睡眠の質には差がなかった。[出典7]
- 閉経後の前糖尿病の女性(10週間)筋肉でのインスリンの効きがよくなった対象: 太りぎみで前糖尿病の閉経後女性(Science 2021)10週間飲んだ群で、筋肉でのインスリンの効きがよくなった。[出典20]
- 血糖・脂質(8試験のメタ解析)空腹時血糖・HbA1c・脂質に差なし対象: ランダム化比較試験8件・342人(1日250〜2,000mg、14日〜12週)まとめた解析では、血糖と脂質の数値に差がなかった。[出典21]
- 体重・コレステロール(中高年30人・28日)体重-1.9kg、LDL -18.73mg/dL対象: 太りぎみの45歳以上30人(1日2,000mg)1日2,000mgを28日飲んだ群で、体重と LDLコレステロールがプラセボより下がった。[出典18]
- 副作用(15試験のメタ解析)副作用・重い副作用・肝機能の数値は増えなかった対象: ランダム化比較試験15件(1日250〜2,000mg、14日〜24週)副作用や肝臓の数値の上昇は、プラセボと比べて増えなかった。[出典17]
- 試験の量と期間(15試験のメタ解析)1日250〜2,000mg、14日〜24週対象: 同上試験で使われた量は1日250〜2,000mg、期間は14日〜24週だった。[出典17]
- 長い期間の安全性より大きく長い試験での確認が必要対象: 同上(著者の結論)効果と長い期間の安全性は、より大きく長い試験で確かめる必要があるとされた。[出典17]
- 1日1,250mg・4週間の安全性試験生理的な変動を超える変化なし対象: 20〜65歳の健康な男女31人1日1,250mgを4週間飲んでも、検査値に生理的な変動を超える変化はなかった。[出典22]
- 試験の偏りのおそれ(12試験のメタ解析)12試験中7件で懸念あり、5件で偏りのおそれが高い対象: ランダム化比較試験12件・513人試験の偏りのおそれは、7件で「いくらか懸念」、5件で「高い」と評価された。[出典5]
- 筋力・持久力が変わらなかった試験筋力・持久力・階段を上る力に差なし対象: 太りぎみの45歳以上30人(1日2,000mg・28日)この試験では、筋力・疲れにくさ・持久力に差がなかった。[出典18]
根拠一覧
論文・資料の一覧(22件)
- The Safety and Antiaging Effects of Nicotinamide Mononucleotide in Human Clinical Trials: an Update. Adv Nutr 2023 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Healthy aging and muscle function are positively associated with NAD+ abundance in humans. Nat Aging 2022 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Association of Human Whole Blood NAD+ Contents With Aging. Front Endocrinol (Lausanne) 2022 — 原典(取得日:2026-10-30)
- The efficacy and safety of β-nicotinamide mononucleotide (NMN) supplementation in healthy middle-aged adults: a randomized, multicenter, double-blind, placebo-controlled, parallel-group, dose-dependent clinical trial. Geroscience 2023 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Efficacy of oral nicotinamide mononucleotide supplementation on glucose and lipid metabolism for adults: a systematic review with meta-analysis on randomized controlled trials. Crit Rev Food Sci Nutr 2025 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Towards personalized nicotinamide mononucleotide (NMN) supplementation: Nicotinamide adenine dinucleotide (NAD) concentration. Mech Ageing Dev 2024 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Domain-specific effects of NAD+ precursors on fatigue and functional performance: a systematic review and network meta-analysis. Front Nutr 2026 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Nicotinamide mononucleotide supplementation enhances aerobic capacity in amateur runners: a randomized, double-blind study. J Int Soc Sports Nutr 2021 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Ingestion of β-nicotinamide mononucleotide increased blood NAD levels, maintained walking speed, and improved sleep quality in older adults in a double-blind randomized, placebo-controlled study. Geroscience 2024 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Effects of Nicotinamide Mononucleotide Supplementation on Muscle and Liver Functions Among the Middle-aged and Elderly: A Systematic Review and Meta-analysis of Randomized Controlled Trials. Curr Pharm Biotechnol 2025 — 原典(取得日:2026-10-30)
- The Effect of Nicotinamide Mononucleotide and Riboside on Skeletal Muscle Mass and Function: A Systematic Review and Meta-Analysis. J Cachexia Sarcopenia Muscle 2025 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Effect of Nicotinamide Mononucleotide on Retinal Thickness of Older Patients With Diabetes Mellitus: A Placebo-Controlled, Double-Blind Study. Geriatr Gerontol Int 2026 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Nicotinamide adenine dinucleotide metabolism and arterial stiffness after long-term nicotinamide mononucleotide supplementation: a randomized, double-blind, placebo-controlled trial. Sci Rep 2023 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Effects of nicotinamide mononucleotide on older patients with diabetes and impaired physical performance: A prospective, placebo-controlled, double-blind study. Geriatr Gerontol Int 2023 — 原典(取得日:2026-10-30)
- β-Nicotinamide Mononucleotide Enhances Skin Barrier Function and Attenuates UV-B-Induced Photoaging in Mice. Antioxidants (Basel) 2025 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Effects of Nicotinamide Mononucleotide Supplementation on Blood Pressure: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials. Nutrients 2026 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Safety and Metabolism-Related Outcomes of Oral Nicotinamide Mononucleotide Supplementation in Adults: A Systematic Review and Meta-Analysis. Nutrients 2026 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Nicotinamide Adenine Dinucleotide Augmentation in Overweight or Obese Middle-Aged and Older Adults: A Physiologic Study. J Clin Endocrinol Metab 2023 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Effect of 12-Week Intake of Nicotinamide Mononucleotide on Sleep Quality, Fatigue, and Physical Performance in Older Japanese Adults: A Randomized, Double-Blind Placebo-Controlled Study. Nutrients 2022 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Nicotinamide mononucleotide increases muscle insulin sensitivity in prediabetic women. Science 2021 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Effects of Nicotinamide Mononucleotide on Glucose and Lipid Metabolism in Adults: A Systematic Review and Meta-analysis of Randomised Controlled Trials. Curr Diab Rep 2024 — 原典(取得日:2026-10-30)
- Safety evaluation of β-nicotinamide mononucleotide oral administration in healthy adult men and women. Sci Rep 2022 — 原典(取得日:2026-10-30)
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