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亜鉛の効果味覚・風邪の期間・血糖で報告されていること

最終更新: 2026-11-01 / からだ事典編集部

このページの要点

  • 味覚: 味覚障害の人の試験で、飲んだ人のほうが味覚がよくなった人が多かった
  • 風邪: 引いた後に飲むと、期間が2日ほど短い可能性がある(予防の効果はほとんど無いかもしれない)
  • 男性の活力: 根拠は薄い。足りない人で補うと上がる報告はあるが、足りている人では変わらなかった
  • 副作用: とりすぎると銅が足りなくなることがある。1日の量の上限を確かめる
この記事は、医師の診察や治療に代わるものではありません。免責事項

早見表味覚で報告があり、活力の根拠は薄い

亜鉛は、体に欠かせないミネラルです。飲んだ人と飲まなかった人を比べた試験を、効果ごとに整理しました。

  • 解析で報告味覚
    • 亜鉛不足や原因不明の味覚障害の人で、味覚がよくなった人が多かった
    • 試験をまとめた解析
    → 味を感じにくいときは、先に医療機関へ
  • 解析で報告風邪の期間
    • 引いた後に飲んだ人で、風邪の期間が短い可能性がある
    • コクラン(医学研究の国際的なまとめ)の解析
    → 試験はトローチが中心で、確かさは低い
  • 解析で報告血糖・脂質
    • 空腹時血糖や中性脂肪が、飲んだ人で低かった
    • 試験をまとめた解析。糖尿病の人の解析もある
  • 解析で報告ニキビ
    • 炎症のある発疹の数が、使った人で少なかった
    • ニキビの人の試験をまとめた解析
  • 試験が少ない髪
    • 脱毛のレビューで、効果の可能性がある成分の1つに挙げられた
    • サプリ全体を見たレビュー
  • 根拠は薄い男性の活力
    • 足りている人ではテストステロンは変わらなかった。精子では報告がある
    • 小さな試験と動物の研究が中心
  • 量に注意副作用
    • とりすぎると銅の吸収が下がり、貧血などが起こることがある
    • 症例のまとめと国の基準
    → 1日の量の上限を確かめる

味覚味覚障害の人の試験で、よくなった人が多かった

味覚障害の人の試験12試験・938人をまとめた解析では、亜鉛を飲んだ人のほうが、味覚がよくなった人が多くなっていました。よくなった人の割合は、飲まなかった人の1.38倍です。

対象は、亜鉛が不足している人と、原因が分からない味覚障害の人です。味覚に問題のない人の味覚がさらによくなる、という試験ではありません。

試験で使われた量は、亜鉛として17〜86.7mgでした。

著者の結論は、腎臓の病気による味覚障害の人などで、1日1日68〜86.7mgの高い量に触れています。この量は耐容上限量を超えており、医師の管理のもとでの量です。

味を感じにくい状態が続くときは、亜鉛以外の原因もあるため、医療機関に相談してください。においについての解析では、差はありませんでした。

試験とは別に、国の基準では、栄養機能食品に「亜鉛は、味覚を正常に保つのを助ける栄養素です。」と表示できると定められています。

数値の詳細(論文・資料の値)
  • 味覚障害と亜鉛(12試験のメタ解析)
    改善した人の割合の比1.38(95%CI 1.16-1.64)
  • 試験の規模(味覚のメタ解析)
    12試験・938人
  • 味覚の試験で使われた量と期間
    亜鉛として17〜86.7mg・3〜6か月
  • 味覚の解析の著者の結論(高い量)
    1日68〜86.7mg
  • 嗅覚と亜鉛(解析)
    差なし(OR 1.78、95%CI 0.63-5.03)
  • 栄養機能食品の亜鉛の表示
    亜鉛は、味覚を正常に保つのを助ける栄養素です。亜鉛は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素のひとつです。
  • 栄養機能食品の亜鉛の量
    1日量に2.55mg以上・17mg以下

風邪引いた後に飲むと、期間が短い可能性がある

コクランの2024年の解析によると、引いた後に亜鉛を飲むと、風邪の期間が平均2.37日短い可能性があります。根拠の確かさは低いと評価されています。

健康な成人の試験を見た別のレビューでも、2.25日短い可能性が示されています。

予防として飲んでも、風邪を引く人の割合はほとんど変わらないかもしれません。

試験はトローチが中心で、市販の錠剤とは飲み方も量も違います。くわしくは風邪の解析の記事にまとめました。

数値の詳細(論文・資料の値)
  • Cochraneの規模
    34試験・8,526人
  • 風邪の期間と亜鉛(Cochrane 2024)
    2.37日短い(95%CI -4.21〜-0.53)
  • 健康な成人の風邪の期間
    2.25日短い(95%CI -3.39〜-1.12)
  • 風邪の予防と亜鉛(Cochrane 2024)
    比0.93(95%CI 0.85-1.01)

血糖・脂質空腹時血糖や中性脂肪が低かった

75試験をまとめた解析では、亜鉛を飲んだ人で、空腹時血糖・HbA1c・中性脂肪・総コレステロールが低くなっていました。HDL・LDLコレステロールと血圧には差がありません。

糖尿病などの人の試験18試験をまとめた解析では、インスリン抵抗性の指標(HOMA-IR)が低くなっていました。一方、LDLコレステロールはわずかに高くなっています。

1日25mg未満の量でも、空腹時血糖や中性脂肪に差があったと報告されています。血糖や脂質の薬を飲んでいる方は、飲む前に医師に相談してください。

数値の詳細(論文・資料の値)
  • 血糖・脂質と亜鉛(75試験の解析)
    75試験
  • 75試験の解析で差があった指標
    中性脂肪・総コレステロール・空腹時血糖・HbA1c・CRPが低かった/LDL・HDL・血圧は差なし
  • 糖尿病の人の試験(2026)
    18試験・1,023人。HOMA-IR -1.10(95%CI -2.05〜-0.15)
  • 糖尿病の人の LDL(2026)
    LDL +3.46(95%CI 1.48〜5.43)
  • 量と期間(解析)
    1日25mg未満でも空腹時血糖・中性脂肪・総コレステロール・LDLに差/27試験
  • 炎症の指標(解析)
    25試験・1,428人。CRP -0.03mg/L、IL-6 -3.81pg/mL
  • 根拠の確かさ(糖尿病の解析)
    多くの指標で確かさは低いか、とても低い

肌と髪ニキビと髪で報告がある

ニキビの人の試験をまとめた解析では、炎症のある発疹の数が、亜鉛を使った人(飲む・塗るの両方を含む)で少なくなっていました。

別のレビューでは、14試験のうち10試験で効果があったと報告され、著者は初期の根拠と位置づけています。亜鉛では、胃腸の副作用も報告されています。

髪については、脱毛の人のサプリを見たレビューで、効果の可能性がある成分の1つに挙げられています。亜鉛だけを詳しく比べた解析ではありません。

髪が気になるときに鉄など他の候補も見るには、髪が抜ける・細くなったときへ。

数値の詳細(論文・資料の値)
  • ニキビと亜鉛(解析)
    炎症性の発疹の数が、亜鉛を使った人で少なかった
  • ニキビの試験(レビュー)
    14試験のうち10試験で効果あり
  • ニキビの亜鉛の副作用(レビュー)
    亜鉛では消化器の副作用が報告された
  • 髪と亜鉛(JAMA Dermatol 2023)
    質の高い根拠で効果の可能性が示された成分の1つ

男性の活力根拠は薄い

亜鉛は、男性向けのサプリによく入っています。ただ、活力や自信そのものを測った試験は、調べた範囲では見つかりませんでした。測られているのは、テストステロン(男性ホルモン)と精子です。

結果は、亜鉛が足りているかどうかで分かれています。

テストステロンを測った研究
亜鉛が足りている人
対象運動習慣のある若い男性
報告された結果亜鉛を含むサプリを飲んでも、変わらなかった
45歳以上
対象試験は1つだけ
報告された結果効果ははっきりしない
亜鉛が足りなくなったとき
対象若い男性(亜鉛の少ない食事)
報告された結果下がった
亜鉛がやや足りない人
対象高齢の男性(比べる群なし)
報告された結果補うと上がった
血液透析の男性
対象2つの試験
報告された結果性機能がよくなった試験と、効果がなかった試験がある

どれも小さな研究です。血液透析の試験は、病気の人が対象です。
出典: PubMed 17882141・32443563・1609752・8875519・7051913・6107409(数値をもとに当編集部が作図)

精子については、試験をまとめた解析で、亜鉛を飲んだ人の運動率が+7.03%でした。著者は、人数が少なく試験ごとの差も大きいので慎重に読むよう求めています。

亜鉛とテストステロンのレビューが集めた38本の内訳は、動物の研究30本が中心です。

人ではなく、ラットやマウスの研究では、鉛や薬で傷めた後にホルモンが回復しています。健康な動物が元気になったという結果ではありません。

男性向けの商品の成分をまとめたレビューは、商品そのものの試験は無いとしています。つまり、足りない人で上がったという小さな報告はありますが、足りている人が飲んで活力が増すという根拠はありません。

数値の詳細(論文・資料の値)
  • 足りている人のテストステロン
    変わらなかった
  • 45歳以上の性ホルモン(解析)
    亜鉛の試験は1件で、効果ははっきりしない
  • 亜鉛の少ない食事とテストステロン
    26.9nmol/L → 21.9nmol/L
  • やや不足の高齢男性
    8.3nmol/L → 16.0nmol/L
  • 血液透析の男性(二重盲検)
    20人。亜鉛の群でテストステロン・性機能がよくなった
  • 血液透析の男性(効果なし)
    14人。性機能に効果なし
  • 精子と亜鉛(解析)
    運動率+7.03%(95%CI 6.03-8.03)/濃度+1.48×10⁶/mL
  • テストステロンのレビューの内訳
    38本のうち人の研究8本・動物の研究30本
  • 市販の男性向けサプリの根拠
    製品そのものの試験はない/根拠は限られる
  • 動物の研究(鉛)
    鉛で傷めたラットで、亜鉛によりテストステロンと性行動が回復
  • 動物の研究(薬)
    薬で精子を減らしたマウスで、亜鉛酵母により精子とホルモンが回復

眠り報告はあるが、結果は一致していない

眠りについては、8研究のレビューで、大人の睡眠の質がよくなったとする報告が多くありました。結果は一致していません。

数値の詳細(論文・資料の値)
  • 眠りと亜鉛(レビュー)
    8研究。1日10〜73.3mg・4〜48週

副作用と試験の条件とりすぎると銅が足りなくなる

亜鉛の副作用で気をつけたいのは、とりすぎです。長くとりすぎると銅の吸収が下がり、貧血などが起こることがあります。一度に多くとると、吐き気や下痢が出ることもあります。

亜鉛のとりすぎで血液に異常が出た37例のまとめでは、量は1日およそ50mg以上でした。亜鉛をやめて銅を補うと、多くは回復しています。

1日の量の上限(耐容上限量)は、女性で35mg/日、男性で45mg/日までです(年齢で少し違います)。市販品の中には、この量を超えるものもあります。

数値の詳細(論文・資料の値)
  • とりすぎと銅(医学事典)
    長期間の過剰摂取で銅の吸収が低下し、貧血が起こり、免疫が損なわれる可能性
  • 一度に多くとったとき(医学事典)
    吐き気・嘔吐・下痢
  • 亜鉛による血液の異常(症例のまとめ)
    37例。1日およそ50mg以上、数週〜数年
  • 血液の異常の回復(症例のまとめ)
    亜鉛をやめ銅を補うと、多くは数週〜数か月で回復
  • 栄養機能食品の注意の文言
    亜鉛の摂り過ぎは、銅の吸収を阻害するおそれがあります
  • 亜鉛の耐容上限量(2025年版)
    男性: 18〜29歳40mg/日・30〜74歳45mg/日・75歳以上40mg/日 / 女性: 35mg/日
医師・薬剤師に相談してほしい方
  • 病気で治療を受けている方、服用中の薬がある方
  • 妊娠中・授乳中の方
  • 味を感じにくい状態が続いている方
  • 乳幼児・小児(国の基準で、サプリを避けるよう定められています)

サプリメントは、病気の治療や予防に使うものではありません。

よくある質問味覚・風邪・男性・上限

亜鉛で、どんな効果が報告されている?

味覚障害の人の試験をまとめた解析で、飲んだ人のほうが味覚がよくなった人が多くなっていました。引いた後の風邪の期間が短い可能性や、空腹時血糖・中性脂肪が低かったという報告もあります。

亜鉛で男性の活力は上がる?

活力そのものを測った試験は、調べた範囲では見つかりませんでした。亜鉛が足りている男性では、テストステロンは変わっていません。足りない人で補うと上がったという小さな研究はあります。

亜鉛で風邪は防げる?

コクランの解析では、予防として飲んでも、風邪を引く人の割合はほとんど変わらないかもしれないとされています。引いた後に飲むと、期間が短い可能性があります。

1日の量の上限は?

耐容上限量は、女性で35mg/日、男性で45mg/日までです(年齢で少し違います)。長くとりすぎると銅の吸収が下がるので、食事の分も含めて確かめてください。

まとめ

  • 味を感じにくい状態が続くときは、サプリより先に医療機関に相談する
  • 治療中の方・服用中の薬がある方・妊娠中や授乳中の方は、医師・薬剤師に相談する

次に読むもの

この記事で使った数値の一覧(40件)
  1. 栄養機能食品の亜鉛の表示
    亜鉛は、味覚を正常に保つのを助ける栄養素です。亜鉛は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素のひとつです。
    対象: 栄養機能食品
    栄養機能食品では、亜鉛について味覚と皮膚・粘膜の表示が国の基準で決められている。[出典1]
  2. 栄養機能食品の亜鉛の量
    1日量に2.55mg以上・17mg以下
    対象: 栄養機能食品
    栄養機能食品と表示できるのは、1日量の亜鉛が2.55mg以上・17mg以下の商品。[出典1]
  3. 味覚障害と亜鉛(12試験のメタ解析)
    改善した人の割合の比1.38(95%CI 1.16-1.64)
    対象: 亜鉛不足または原因不明の味覚障害の人
    亜鉛を飲んだ群では、対照より味覚障害がよくなった人が多かった。[出典2]
  4. 試験の規模(味覚のメタ解析)
    12試験・938人
    対象: 同上
    12のランダム化比較試験・938人をまとめた解析。[出典2]
  5. 味覚の試験で使われた量と期間
    亜鉛として17〜86.7mg・3〜6か月
    対象: 同上
    試験では、亜鉛として1日17〜86.7mgを3〜6か月飲んだ。[出典2]
  6. 嗅覚と亜鉛(解析)
    差なし(OR 1.78、95%CI 0.63-5.03)
    対象: 嗅覚障害の大人。試験3件・観察研究3件
    嗅覚では、亜鉛を飲んだ群と対照に差はなかった。[出典3]
  7. 風邪の期間と亜鉛(Cochrane 2024)
    2.37日短い(95%CI -4.21〜-0.53)
    対象: 風邪を引いた後に亜鉛を飲んだ人。8試験・972人
    引いた後に飲むと、風邪の期間がプラセボより平均2.37日短い可能性がある(確かさは低い)。[出典4]
  8. 健康な成人の風邪の期間
    2.25日短い(95%CI -3.39〜-1.12)
    対象: 健康な成人(亜鉛の試験10件を含むレビュー)
    健康な成人の試験をまとめたレビューでも、風邪の期間が2.25日短かった。[出典5]
  9. 風邪の予防と亜鉛(Cochrane 2024)
    比0.93(95%CI 0.85-1.01)
    対象: 予防として亜鉛を飲んだ人。9試験
    予防として飲んでも、風邪を引く人の割合はほとんど変わらないかもしれない。[出典4]
  10. Cochraneの規模
    34試験・8,526人
    対象: 子どもと大人
    予防15件・治療19件の34試験・8,526人をまとめた。[出典4]
  11. 血糖・脂質と亜鉛(75試験の解析)
    75試験
    対象: 亜鉛を飲んだ試験の参加者
    75試験の解析で、中性脂肪・総コレステロール・空腹時血糖・HbA1cなどが低かった。[出典6]
  12. 75試験の解析で差があった指標
    中性脂肪・総コレステロール・空腹時血糖・HbA1c・CRPが低かった/LDL・HDL・血圧は差なし
    対象: 同上
    中性脂肪、総コレステロール、空腹時血糖、HbA1c、CRPが低かった。LDL・HDL・血圧には差がなかった。[出典6]
  13. 糖尿病の人の試験(2026)
    18試験・1,023人。HOMA-IR -1.10(95%CI -2.05〜-0.15)
    対象: 糖尿病・妊娠糖尿病・前糖尿病の人
    糖尿病などの人の18試験で、インスリンの効きの指標がよかった。[出典7]
  14. 糖尿病の人の LDL(2026)
    LDL +3.46(95%CI 1.48〜5.43)
    対象: 同上
    同じ解析で、LDLはわずかに高かった。[出典7]
  15. 量と期間(解析)
    1日25mg未満でも空腹時血糖・中性脂肪・総コレステロール・LDLに差/27試験
    対象: 亜鉛単独を1日75mg以下飲んだ試験
    1日25mg未満の少なめの量でも、空腹時血糖、中性脂肪、総コレステロールなどに差があった。[出典8]
  16. 炎症の指標(解析)
    25試験・1,428人。CRP -0.03mg/L、IL-6 -3.81pg/mL
    対象: 大人
    25試験の解析で、炎症の指標 CRP・IL-6が低かった。[出典9]
  17. 根拠の確かさ(糖尿病の解析)
    多くの指標で確かさは低いか、とても低い
    対象: 糖尿病の人の23試験
    著者は、多くの指標で根拠の確かさが低いとした。[出典10]
  18. ニキビと亜鉛(解析)
    炎症性の発疹の数が、亜鉛を使った人で少なかった
    対象: ニキビの人
    ニキビの人の解析で、亜鉛を使った人(飲む・塗るの両方を含む)は炎症性の発疹の数がよくなった。[出典11]
  19. ニキビの試験(レビュー)
    14試験のうち10試験で効果あり
    対象: ニキビの人
    皮膚の病気のレビューでは、ニキビの14試験のうち10試験で効果があった。[出典12]
  20. ニキビの亜鉛の副作用(レビュー)
    亜鉛では消化器の副作用が報告された
    対象: ニキビの人の42試験
    ニキビのサプリの試験では、亜鉛で胃腸の副作用が報告された。[出典13]
  21. 髪と亜鉛(JAMA Dermatol 2023)
    質の高い根拠で効果の可能性が示された成分の1つ
    対象: 不足がわかっていない、脱毛のある人(30研究のレビュー)
    脱毛のレビューで、亜鉛は効果の可能性が示された成分の1つに挙げられた。[出典14]
  22. 精子と亜鉛(解析)
    運動率+7.03%(95%CI 6.03-8.03)/濃度+1.48×10⁶/mL
    対象: 試験の参加者(男性)
    試験をまとめた解析で、亜鉛を飲んだ人の精子の運動率と濃度が高かった。[出典15]
  23. 足りている人のテストステロン
    変わらなかった
    対象: 亜鉛が足りている、運動習慣のある22〜33歳の男性14人
    亜鉛が足りている男性では、亜鉛を含むサプリでテストステロンは変わらなかった。[出典16]
  24. 45歳以上の性ホルモン(解析)
    亜鉛の試験は1件で、効果ははっきりしない
    対象: 45歳以上
    45歳以上の試験をまとめた解析では、亜鉛の試験は1件で、性ホルモンへの効果ははっきりしなかった。[出典17]
  25. 市販の男性向けサプリの根拠
    製品そのものの試験はない/根拠は限られる
    対象: 米国の人気商品32品の成分
    男性向けサプリの成分のレビューでは、製品そのものの試験はなく、根拠は限られるとされた。[出典18]
  26. 亜鉛の少ない食事とテストステロン
    26.9nmol/L → 21.9nmol/L
    対象: 若い男性11人(代謝病棟)
    若い男性が亜鉛の少ない食事(1日1.4mg)をとると、テストステロンが下がった。[出典19]
  27. やや不足の高齢男性
    8.3nmol/L → 16.0nmol/L
    対象: 亜鉛がやや足りない高齢男性(9人)。比べる群なし
    亜鉛がやや足りない高齢男性が6か月飲むと、テストステロンが上がった。[出典20]
  28. 血液透析の男性(二重盲検)
    20人。亜鉛の群でテストステロン・性機能がよくなった
    対象: 血液透析の男性
    血液透析の男性20人の試験で、亜鉛の群のテストステロンと性機能がよくなった。[出典21]
  29. 血液透析の男性(効果なし)
    14人。性機能に効果なし
    対象: 血液透析の男性
    別の14人の試験では、性機能に効果がなかった(透析液に亜鉛を足した)。[出典22]
  30. テストステロンのレビューの内訳
    38本のうち人の研究8本・動物の研究30本
    対象: レビュー
    亜鉛とテストステロンのレビューでは、38本のうち30本が動物の研究だった。[出典23]
  31. 動物の研究(鉛)
    鉛で傷めたラットで、亜鉛によりテストステロンと性行動が回復
    対象: ラット(鉛を与えた)
    人ではなく動物の研究で、鉛で傷めたラットのテストステロンと性行動が、亜鉛で回復した。[出典24]
  32. 動物の研究(薬)
    薬で精子を減らしたマウスで、亜鉛酵母により精子とホルモンが回復
    対象: マウス(シクロホスファミドを与えた)
    人ではなく動物の研究で、薬で精子を減らしたマウスの精子とホルモンが、亜鉛酵母で回復した。[出典25]
  33. 眠りと亜鉛(レビュー)
    8研究。1日10〜73.3mg・4〜48週
    対象: 大人と子ども
    8研究のレビューで、大人の睡眠の質がよくなったとする報告が多かった。一致はしていない。[出典26]
  34. とりすぎと銅(医学事典)
    長期間の過剰摂取で銅の吸収が低下し、貧血が起こり、免疫が損なわれる可能性
    対象: 一般
    長くとりすぎると、銅の吸収が下がり、貧血などが起こることがある。[出典27]
  35. 一度に多くとったとき(医学事典)
    吐き気・嘔吐・下痢
    対象: 一般
    とりすぎると、吐き気、嘔吐、下痢がみられることがある。[出典27]
  36. 亜鉛による血液の異常(症例のまとめ)
    37例。1日およそ50mg以上、数週〜数年
    対象: 症例報告(サプリ・入れ歯の接着剤・硬貨の飲み込みなど)
    亜鉛のとりすぎによる血液の異常の37例をまとめた報告では、量は1日およそ50mg以上だった。[出典28]
  37. 血液の異常の回復(症例のまとめ)
    亜鉛をやめ銅を補うと、多くは数週〜数か月で回復
    対象: 同上
    亜鉛をやめて銅を補うと、多くの例で回復した。[出典28]
  38. 栄養機能食品の注意の文言
    亜鉛の摂り過ぎは、銅の吸収を阻害するおそれがあります
    対象: 栄養機能食品
    栄養機能食品には、とりすぎると銅の吸収を妨げるおそれがある旨の注意が義務づけられている。[出典1]
  39. 亜鉛の耐容上限量(2025年版)
    男性: 18〜29歳40mg/日・30〜74歳45mg/日・75歳以上40mg/日 / 女性: 35mg/日
    対象: 18歳以上
    耐容上限量は、女性が1日35mg、男性が1日40〜45mgとされた。[出典29]
  40. 味覚の解析の著者の結論(高い量)
    1日68〜86.7mg
    対象: 腎臓の病気による味覚障害の人など
    著者の結論は、腎臓の病気による味覚障害の人などで、1日68〜86.7mgの高い量に触れている。[出典2]

根拠一覧

論文・資料の一覧(29件)
  1. 食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)別表第十一(栄養機能食品の亜鉛) — 原典(取得日:2026-11-01)
  2. The Effectiveness of Zinc Supplementation in Taste Disorder Treatment: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials. J Nutr Metab 2023 — 原典(取得日:2026-11-01)
  3. The effects of zinc supplementation on olfactory disorders: a systematic review with meta-analysis. Braz J Otorhinolaryngol 2026 — 原典(取得日:2026-11-01)
  4. Zinc for prevention and treatment of the common cold. Cochrane Database Syst Rev 2024 — 原典(取得日:2026-11-01)
  5. Zinc Supplementation Reduces Common Cold Duration among Healthy Adults: A Systematic Review of Randomized Controlled Trials with Micronutrients Supplementation. Am J Trop Med Hyg 2020 — 原典(取得日:2026-11-01)
  6. Zinc supplementation and cardiovascular disease risk factors: A GRADE-assessed systematic review and dose-response meta-analysis. J Trace Elem Med Biol 2023 — 原典(取得日:2026-11-01)
  7. Effects of Zinc Supplementation on Glycemic Control, Insulin Resistance, Inflammation and Oxidative Stress in Diabetes: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials. Endocrinol Diabetes Metab 2026 — 原典(取得日:2026-11-01)
  8. Effects of Dose and Duration of Zinc Interventions on Risk Factors for Type 2 Diabetes and Cardiovascular Disease: A Systematic Review and Meta-Analysis. Adv Nutr 2021 — 原典(取得日:2026-11-01)
  9. Effects of zinc supplementation on inflammatory biomarkers and oxidative stress in adults: A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. J Trace Elem Med Biol 2021 — 原典(取得日:2026-11-01)
  10. Zinc Supplementation in Individuals with Prediabetes and type 2 Diabetes: a GRADE-Assessed Systematic Review and Dose-Response Meta-analysis. Biol Trace Elem Res 2024 — 原典(取得日:2026-11-01)
  11. Serum zinc levels and efficacy of zinc treatment in acne vulgaris: A systematic review and meta-analysis. Dermatol Ther 2020 — 原典(取得日:2026-11-01)
  12. Effects of Zinc Supplementation on Inflammatory Skin Diseases: A Systematic Review of the Clinical Evidence. Am J Clin Dermatol 2020 — 原典(取得日:2026-11-01)
  13. Safety and Effectiveness of Oral Nutraceuticals for Treating Acne: A Systematic Review. JAMA Dermatol 2023 — 原典(取得日:2026-11-01)
  14. Evaluation of the Safety and Effectiveness of Nutritional Supplements for Treating Hair Loss: A Systematic Review. JAMA Dermatol 2023 — 原典(取得日:2026-11-01)
  15. The Effect of Nutrients and Dietary Supplements on Sperm Quality Parameters: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Clinical Trials. Adv Nutr 2018 — 原典(取得日:2026-11-01)
  16. Serum testosterone and urinary excretion of steroid hormone metabolites after administration of a high-dose zinc supplement. Eur J Clin Nutr 2009 — 原典(取得日:2026-11-01)
  17. Effects of Dietary or Supplementary Micronutrients on Sex Hormones and IGF-1 in Middle and Older Age: A Systematic Review and Meta-Analysis. Nutrients 2020 — 原典(取得日:2026-11-01)
  18. A systematic review and evidence-based analysis of ingredients in popular male testosterone and erectile dysfunction supplements. Int J Impot Res 2021 — 原典(取得日:2026-11-01)
  19. Effects of dietary zinc depletion on seminal volume and zinc loss, serum testosterone concentrations, and sperm morphology in young men. Am J Clin Nutr 1992 — 原典(取得日:2026-11-01)
  20. Zinc status and serum testosterone levels of healthy adults. Nutrition 1996 — 原典(取得日:2026-11-01)
  21. Effect of oral zinc therapy on gonadal function in hemodialysis patients. A double-blind study. Ann Intern Med 1982 — 原典(取得日:2026-11-01)
  22. Absence of a therapeutic effect of zinc in the sexual dysfunction of haemodialysed patients. Lancet 1980 — 原典(取得日:2026-11-01)
  23. Correlation between serum zinc and testosterone: A systematic review. J Trace Elem Med Biol 2023 — 原典(取得日:2026-11-01)
  24. Zinc improves sexual performance and erectile function by preventing penile oxidative injury and upregulating circulating testosterone in lead-exposed rats. Redox Rep 2023 — 原典(取得日:2026-11-01)
  25. Zinc-Enriched Yeast May Improve Spermatogenesis by Regulating Steroid Production and Antioxidant Levels in Mice. Biol Trace Elem Res 2022 — 原典(取得日:2026-11-01)
  26. Effects of zinc supplementation on sleep quality in humans: A systematic review of randomized controlled trials. Health Sci Rep 2024 — 原典(取得日:2026-11-01)
  27. MSDマニュアル家庭版 11. 栄養障害 > ミネラル > 亜鉛過剰症 — 原典(取得日:2026-11-01)
  28. Zinc-Induced Hematologic Toxicities: A Systematic Review of Descriptive Studies. Biol Trace Elem Res 2026 — 原典(取得日:2026-11-01)
  29. 日本人の食事摂取基準(2025年版)の策定ポイント(策定検討会報告書 亜鉛の章の要約スライド、スライド p.117〜119) — 原典(取得日:2026-11-01)

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