テアニンの飲み方量・タイミング・お茶との比較・飲み合わせ
このページの要点
- 量: 試験で使われた量は、目的ごとに範囲がある
- タイミング: 睡眠の試験では、毎晩寝る前に飲んでいた
- お茶: 試験の量は、お茶にすると何杯分にもなる
- 服用中の薬がある方、妊娠中・授乳中の方は、医師・薬剤師に相談を
量目的ごとに、試験で使われた量の範囲がある
睡眠の試験で使われた量は1日200〜450mgで、毎晩寝る前に飲んでいました。ストレスや注意力の試験の量も合わせて、下の図にまとめています。
商品の1日分を、この範囲と比べられます。
縦の線は、テアニンだけを使った睡眠の研究で使われた、1日量の最大値です。
- 研究で使われた1日量の上限(テアニンだけの睡眠の試験): 900mg/日
バーの濃い部分から斜線の端までが、試験で使われた量の範囲です。注意力の試験は1回の量、ストレスと睡眠の試験は1日の量です。
出典: PubMed 42761839・41176609(数値をもとに当編集部が作図)
この上限は、超えると体に害が出るという線ではなく、研究で使われた量の範囲の端です。最も多い量を使った試験は、全般性不安障害の患者が治療薬に加えて飲んだものでした。
日本の睡眠の試験で使われたのは、毎晩200mgでした。
数値の詳細(論文・資料の値)
- 目的ごとの試験で使われた量
集中100〜400mg、ストレス200〜400mg/日、睡眠200〜450mg/日 - テアニン単独の睡眠試験のまとめ(系統的レビュー)
13試験・550人、1日50〜900mg。1日200〜450mgで睡眠を支える - 研究で使われた1日量の上限(テアニン単独の睡眠試験)
900mg/日 - 研究で使われた最大量の試験(1日450〜900mg・8週間)
450〜900mg/日・8週間 - 睡眠の試験で使われた量と期間(組み合わせ試験を含む)
1日50〜1,000mg、単回〜8週間(22試験) - 日本の成人の試験での量・摂取のタイミング・期間
毎晩寝る前に200mg・4週間
タイミング睡眠の試験では寝る前に飲んでいた
睡眠の試験では、毎晩寝る前に飲んでいました。注意力の試験で飲んだのは、テストの30〜60分前でした。
- 血液中のテアニンの濃度が半分になるまでの時間は、約65分と報告されています
- 日中の眠気を起こさないので、時間帯を問わず飲めると、レビューは考えています
- 中高年の日本人の試験では、朝食の後に毎日飲んでいました
数値の詳細(論文・資料の値)
- 4週間の試験での摂取のタイミング
毎晩寝る前に200mg - 注意力の試験での摂取のタイミング
テストの30〜60分前 - 血中での半減期
約65分 - 日中に摂取しても眠気を起こしにくい
日中の眠気を起こさない - 朝食後の毎日の摂取(12週間)
朝食後に1日1回、12週間
お茶との比較試験の量は、お茶何杯分にもなる
試験で使われた量をお茶でまかなうには、何杯も飲む必要があります。その分、カフェインも一緒に飲むことになります。
出典: PubMed 42761839
- 茶葉の種類によっても量は違い、プーアル茶にはほとんど含まれていませんでした
- カフェインは、気分や睡眠に影響することがあります
数値の詳細(論文・資料の値)
- お茶1杯(200mL)のテアニン
約8〜25mg - 淹れた緑茶・紅茶のテアニン(実測)
緑茶12.5mg/200mL、紅茶12.3mg/200mL - 試験の量とお茶の比較
200mgは緑茶1杯(中央値8〜30mg)より多い - 200mgはお茶何杯分か(換算)
約8〜25杯分 - 茶葉のテアニン量
緑茶6.56mg/g、紅茶5.13mg/g(プーアル茶はほぼ0) - お茶から摂取する場合のカフェイン
お茶にはカフェインも含まれ、気分や睡眠に影響しうる
カフェインと一緒に飲んだ試験夜中の目覚めと血圧
カフェインと一緒に飲んだ試験では、カフェインによる血圧の上昇が、テアニンで打ち消されていました。気分(そわそわ感など)には、差がありませんでした。
夜にカフェインを飲んだ試験では、カフェインだけだと、夜中に目覚めている時間が増えました。テアニンを一緒に飲むと、増えませんでした。
数値の詳細(論文・資料の値)
- カフェインと同時に摂取したとき
カフェインによる血圧上昇を打ち消した - カフェインによる夜中の目覚めとテアニン
50mgでカフェインによる中途覚醒の増加を抑えた
ほかの成分と一緒にGABA・グリシン
GABAと一緒に小さな試験で睡眠の質の点数が良くなった
GABAとテアニンを一緒に4週間飲んだ試験(19人)では、睡眠の質の点数が良くなっていました。比べる群(偽薬を飲む人)のない、小さな試験です。
GABAだけを飲んだ試験をまとめたレビューでは、睡眠への効果の根拠は非常に限られるとされています。
グリシンと一緒に寝る前に飲んだ試験がある
グリシンは、寝る前に飲んだ試験で、寝つきに悩む人の睡眠の質の自己評価が良くなったと報告されています。睡眠時間を短くした健康な人の試験では、寝る前に3gを飲むと、翌日の疲れが少なくなりました。
数値の詳細(論文・資料の値)
- GABAとテアニンを一緒に4週間とったときの睡眠の質(単群の探索的試験)
GABA 700mg/日・テアニン200mg/日を4週、19人/PSQI 9.42 → 6.26(差-3.15、95%CI -4.01〜-2.31) - GABAを口からとったときの睡眠への効果(系統的レビュー)
14試験/睡眠への効果の根拠は非常に限られる - 寝る前のグリシンと睡眠(総説・睡眠を制限した試験)
寝る前のグリシンで、不眠傾向のある人の主観的な睡眠の質が改善/睡眠を制限した健康な人で、寝る前3gで翌日の疲労感が減少
飲み合わせと注意服薬中の方は医師・薬剤師に
服用中の薬がある方は、テアニンのサプリを飲んでいることを、医師・薬剤師に伝えてください。睡眠や不安で治療を受けている方は、薬の代わりにせず、主治医に相談してください。
- 服用中の薬がある方
- 妊娠中・授乳中の方
- お子さんに与えたい方
米国の授乳と薬のデータベース(LactMed)は、新生児や早産児に授乳している間は、サプリを避けるのが無難としています。
数値の詳細(論文・資料の値)
- 授乳中のテアニン(LactMed)
情報なし。新生児・早産児の授乳中は避けるのが無難 - 子ども(8〜12歳)の1日400mg
6週間、大きな有害事象なし
商品を比べるときに見る点量・中身・価格
比較ページ(広告リンクを含みます)では、商品ごとの1日分の量と価格を並べています。
- 1日分の量: 試験で使われた量の範囲と比べてどうか。研究で使われた1日量の上限を超えないか
- 中身: テアニン単独の商品か、ほかの成分を組み合わせた商品か
- 価格: 1日あたりの価格
まとめ
- 商品の1日分を、試験で使われた量の範囲と研究で使われた1日量の上限に当てて確かめる
- お茶で同じ量を飲もうとする場合は、カフェインの量も確かめる
- 服用中の薬がある方、妊娠中・授乳中の方、お子さんに与えたい方は、医師・薬剤師に相談する
次に読むもの
この記事で使った数値の一覧(24件)
- 目的ごとの試験で使われた量集中100〜400mg、ストレス200〜400mg/日、睡眠200〜450mg/日対象: 健康な成人のランダム化比較試験のまとめ注意力の試験では1回100〜400mg、ストレスの試験では1日200〜400mg、睡眠の試験では1日200〜450mgが使われ、よい結果が報告されている。[出典1]
- 研究で使われた1日量の上限(テアニン単独の睡眠試験)900mg/日対象: テアニン単独の13試験(550人)の1日量の範囲50〜900mgテアニンだけを使った睡眠の試験で使われた1日量は50〜900mgで、上限は900mgだった。[出典2]
- テアニン単独の睡眠試験のまとめ(系統的レビュー)13試験・550人、1日50〜900mg。1日200〜450mgで睡眠を支える対象: テアニン単独を使った試験(ランダム化比較試験11件・単群非盲検2件)テアニン単独の13試験をまとめたレビューは、1日200〜450mgで大人の睡眠を支える方法になりうると結論づけた。[出典2]
- 研究で使われた最大量の試験(1日450〜900mg・8週間)450〜900mg/日・8週間対象: 全般性不安障害の46人(抗うつ薬に追加)テアニン単独の試験で最も多い量は、全般性不安障害の人に8週間使われた1日450〜900mgだった。[出典3]
- 睡眠の試験で使われた量と期間(組み合わせ試験を含む)1日50〜1,000mg、単回〜8週間(22試験)対象: 睡眠の2つのレビューに含まれたランダム化比較試験22件睡眠の試験22件で使われた量は1日50〜1,000mg、期間は1回から毎日8週間までだった。[出典1]
- 4週間の試験での摂取のタイミング毎晩寝る前に200mg対象: 日本の成人30人、4週間4週間の試験では、200mgを毎晩就寝前に摂取していた。[出典4]
- 日本の成人の試験での量・摂取のタイミング・期間毎晩寝る前に200mg・4週間対象: 精神疾患の無い日本の成人30人(平均48.3歳)、二重盲検クロスオーバー日本の成人の試験では、200mgを毎晩就寝前に4週間摂取していた。[出典4]
- 注意力の試験での摂取のタイミングテストの30〜60分前対象: 健康な大人、1回200mg注意力の試験では、テストの30〜60分前に1回200mgを摂取していた。[出典5]
- 血中での半減期約65分対象: ヒト(同論文の引用文献による)テアニンの血中濃度が半分になるまでの時間は約65分と報告されている。[出典4]
- 日中に摂取しても眠気を起こしにくい日中の眠気を起こさない対象: テアニンの睡眠研究のレビューテアニンは日中の眠気を起こさないため、時間帯を問わず摂取できると考えられた。[出典6]
- 朝食後の毎日の摂取(12週間)朝食後に1日1回、12週間対象: 日本の50〜69歳、テアニン100.6mg中高年の試験では、朝食後に1日1回、12週間摂取していた。[出典7]
- お茶1杯(200mL)のテアニン約8〜25mg対象: 市販の緑茶・紅茶200mL一般的な緑茶や紅茶1杯(200mL)に含まれるテアニンは8〜25mg程度。[出典1]
- 淹れた緑茶・紅茶のテアニン(実測)緑茶12.5mg/200mL、紅茶12.3mg/200mL対象: 6種類の茶を、温度・時間を変えて淹れた液の分析淹れたお茶200mLのテアニンは、緑茶で12.5mg、紅茶で12.3mgだった。[出典8]
- 試験の量とお茶の比較200mgは緑茶1杯(中央値8〜30mg)より多い対象: 日本の成人の試験(1日200mg)試験で使った200mgは、緑茶1杯に含まれる量(8〜30mg)よりかなり多いと著者は書いている。[出典4]
- 200mgはお茶何杯分か(換算)約8〜25杯分対象: 200mLのお茶1杯8〜25mgとして睡眠やストレスの試験でよく使われる200mgは、お茶にすると約8〜25杯分にあたる。[出典1]
- 茶葉のテアニン量緑茶6.56mg/g、紅茶5.13mg/g(プーアル茶はほぼ0)対象: 市販の白茶・緑茶・ウーロン茶・紅茶・プーアル茶37サンプル茶葉1gあたりのテアニンは緑茶で平均6.56mg、紅茶で5.13mg。プーアル茶にはほとんど含まれていなかった。[出典9]
- お茶から摂取する場合のカフェインお茶にはカフェインも含まれ、気分や睡眠に影響しうる対象: お茶からテアニンを摂取する場合効果が見られた量をお茶で摂取するには何杯も必要で、その分カフェインも摂取することになる。[出典1]
- カフェインと同時に摂取したときカフェインによる血圧上昇を打ち消した対象: 健康な成人48人(カフェイン250mg・テアニン200mg)カフェインと同時に摂取すると、カフェインによる血圧の上昇が抑えられた。[出典10]
- カフェインによる夜中の目覚めとテアニン50mgでカフェインによる中途覚醒の増加を抑えた対象: 健康な若い女性、テアニン50mg・カフェイン30mg・併用・プラセボのクロスオーバー(脳波で測定)カフェイン単独では入眠後に目覚めている時間が増えたが、テアニンを同時に摂取すると増えなかった。[出典11]
- 授乳中のテアニン(LactMed)情報なし。新生児・早産児の授乳中は避けるのが無難対象: 授乳中の女性授乳中のテアニンの情報は無い。お茶の量は問題ないとみられるが、高用量のサプリは安全とは限らず、新生児・早産児への授乳中は避けるのが無難とされた。[出典12]
- 子ども(8〜12歳)の1日400mg6週間、大きな有害事象なし対象: ADHDの男子98人、1日400mg(100mgを1日4錠)・6週間8〜12歳の男子が1日400mgを6週間摂取しても、大きな有害事象はなかった。[出典13]
- GABAとテアニンを一緒に4週間とったときの睡眠の質(単群の探索的試験)GABA 700mg/日・テアニン200mg/日を4週、19人/PSQI 9.42 → 6.26(差-3.15、95%CI -4.01〜-2.31)対象: 睡眠に問題のある成人19人(比べる群のない単群試験)GABAとテアニンを一緒に4週間とった単群の探索的試験で、睡眠の質の点数(PSQI)が改善した。著者は、ランダム化比較試験での確認が必要としている。[出典14]
- GABAを口からとったときの睡眠への効果(系統的レビュー)14試験/睡眠への効果の根拠は非常に限られる対象: GABAと偽薬を比べたヒトの試験(14試験)系統的レビューは、口からとるGABAについて、ストレスへの効果の根拠は限られ、睡眠への効果の根拠は非常に限られるとまとめた。[出典15]
- 寝る前のグリシンと睡眠(総説・睡眠を制限した試験)寝る前のグリシンで、不眠傾向のある人の主観的な睡眠の質が改善/睡眠を制限した健康な人で、寝る前3gで翌日の疲労感が減少対象: 不眠傾向のある人・睡眠を制限した健康な人(日本の研究グループの総説と試験)日本の研究グループは、寝る前のグリシンが不眠傾向のある人の主観的な睡眠の質を改善したと報告し、睡眠を制限した健康な人の試験では、寝る前に3gを飲むと翌日の疲労感が減った。[出典16]
根拠一覧
論文・資料の一覧(16件)
- Effects of L-theanine on cognition, mood and sleep: evidence from human trials. Front Nutr 2026 — 原典(取得日:2026-10-26)
- Examining the effect of L-theanine on sleep: a systematic review of dietary supplementation trials. Nutr Neurosci 2026 — 原典(取得日:2026-10-26)
- L-theanine in the adjunctive treatment of generalized anxiety disorder: A double-blind, randomised, placebo-controlled trial. J Psychiatr Res 2019 — 原典(取得日:2026-10-26)
- Effects of L-Theanine Administration on Stress-Related Symptoms and Cognitive Functions in Healthy Adults: A Randomized Controlled Trial. Nutrients 2019 — 原典(取得日:2026-10-26)
- Cognitive and affective effects of L-Theanine: a systematic review and meta-analysis of 31 randomized trials. Mol Psychiatry 2026 — 原典(取得日:2026-10-26)
- In Search of a Safe Natural Sleep Aid. J Am Coll Nutr 2015 — 原典(取得日:2026-10-26)
- Effects of l-Theanine on Cognitive Function in Middle-Aged and Older Subjects: A Randomized Placebo-Controlled Study. J Med Food 2021 — 原典(取得日:2026-10-26)
- Determination of L-Theanine and Caffeine Contents in Tea Infusions with Different Fermentation Degrees and Brewing Conditions Using the Chromatographic Method. Foods 2025 — 原典(取得日:2026-10-26)
- Theanine and Caffeine Content of Infusions Prepared from Commercial Tea Samples. Pharmacogn Mag 2016 — 原典(取得日:2026-10-26)
- Time for tea: mood, blood pressure and cognitive performance effects of caffeine and theanine administered alone and together. Psychopharmacology 2008 — 原典(取得日:2026-10-26)
- Theanine maintains sleep quality in healthy young women by suppressing the increase in caffeine-induced wakefulness after sleep onset. Food Funct 2023 — 原典(取得日:2026-10-26)
- Theanine. Drugs and Lactation Database (LactMed), National Institute of Child Health and Human Development (NBK615235) — 原典(取得日:2026-10-26)
- The effects of L-theanine (Suntheanine) on objective sleep quality in boys with attention deficit hyperactivity disorder (ADHD): a randomized, double-blind, placebo-controlled clinical trial. Altern Med Rev 2011 — 原典(取得日:2026-10-26)
- Effects of combined GABA and L-theanine supplementation on sleep quality: an exploratory study. Eur Rev Med Pharmacol Sci 2026 — 原典(取得日:2026-10-27)
- Effects of Oral Gamma-Aminobutyric Acid (GABA) Administration on Stress and Sleep in Humans: A Systematic Review. Front Neurosci 2020 — 原典(取得日:2026-10-27)
- New therapeutic strategy for amino acid medicine: glycine improves the quality of sleep. J Pharmacol Sci 2012 — 原典(取得日:2026-10-27)
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